エマニュエル・アイム指揮による
ヘンデルとバッハのプログラムは
実をいえば
やはりアイムが指揮を執った
以下のCDと同じだったりします。
(EMI Records/Virgin Classics
VC3952412、2007.10.29)
規格品番号とリリース月日は
タワーレコード・オンラインに
拠りました。
規格品番号は
CDには記載されておらず
00946 395241 2 9 という
SKU(在庫管理単位)が
載っているだけです。
録音は
2006年10月26〜29日に
割といろんな録音で
使用されている歴史を持つ
カルチエ・ラタンにある
パリ、レバノンの聖母小教区教会
Paroisse Notre Dame du Liban à Paris
というところで行なわれました。
器楽演奏はもちろん
アイムが創設した
ル・コンセール・ダストレの
管弦楽団と合唱団。
合唱指導は
ドイツ人カウンターテナーの
ダニエル・ラガー。
本盤で演奏するソリストには
ソプラノのナタリー・デセイ
カウンターテナーの
フィリップ・ジャルスキーがいて
前回ご案内の YouTube でのメンバーより
ひと世代上という感じで
だからというわけではありませんが
さすがの貫禄を感じさせる演奏です。
CD作成の際に
調整されているのだと思いますが
曲間の間合いもダレることなく
テンポよく一気に聴かせます。
ちょっと驚いたのは
CDのライナーに書かれている
管弦楽編成と合唱編成を見て
YouTube にアップされている
フランクフルト放送交響楽団との演奏より
編成が大きいことでした。
合唱メンバーは
YouTube の映像で数えたところ
20名だったと思いますが
CDの方だと30名と
10人ほど多い。
器楽メンバーもずいぶん多く
第1ヴァイオリン7
第2ヴァイオリン6
第1ヴィオラ3、第2ヴィオラ2
チェロ4、コントラバス1
フルート2、ファゴット1
オーボエ2、トランペット3
ティンパニ、チェンバロ、オルガン各1
と記載されています。
YouTube の
フランクフルト放送交響楽団だと
ヴァイオリンとヴィオラが半分くらいで
(それぞれが何人いるかは
自分には確認が難しいw)
チェロ以下は同じかな。
これはやはり
モダン楽器ということで
少なめにしたんだろうか
とか考えたりしましたが
どうなんでしょう。
ちなみに
コンセール・ダストレの
第1ヴァイオリン奏者として
Mieko Tsubaki という
日本人名があるのが
注目されます。
(漢字表記は
調べがつきませんでした)
前回の記事では書き落としましたが
フランクフルト放送交響楽団との演奏は
2017年12月1日のものです。
今回のCDは
その10年近く前の演奏なので
合唱団のメンバーも
代替わりしているんでしょうね。
CDの方が10年前の演奏だと知ると
潑剌としていてもおかしくはない
とか思っちゃいますけど
合唱のキレだけに注目すれば
YouTube 版のような小編成の方が
いいかもしれません。
少なくとも
小編成好みの自分にとっては
良い印象を受けるのでした。(^^ゞ