昨日、振り込み経由

買い物の帰りに

いつもとは違うルートをとり

ふだん乗り降りする

バス停の側の植え込みを見ると

小さな白い花の咲いているのが

目にとまりました。

 

道種漬花

(2024年2月12日撮影)

 

灰色の木の幹は

以前にもご案内した

灯台躑躅[ドウダンツツジ]の

木の幹です。

 

アップ写真は

しゃがみ込んで

ズームアップして

撮らざるを得ず

 

道種漬花(アップ2)

 

ボケボケなんですけど

ご容赦ください。

 

ハナノナで調べずとも

マリオネットが

腕を振り上げたような

その果実の形状から

種漬花[タネツケバナ]なのは

明らかでした。

 

ただ、帰宅後に

野草図鑑などを見てみると

現在は在来種の種漬花の他に

ヨーロッパからの帰化植物である

道種漬花[ミチタネツケバナ]

というのが

増えているそうでして。

 

今回のはどちらなのかといえば

まず花期が2〜4月で

在来種よりも早いことから

道種漬花であることは確実です。

 

また、果実が花よりも

上に出るのが特徴らしく。

 

道種漬花(アップ3)

(2024年2月13日撮影)

 

今朝、といってもお昼頃

バス停に行く前に撮った写真だと

比較的その特徴が

よく分かるかと思います。

 

その他

葉っぱが

丸みを帯びているのも特徴で

花の時期になっても

ロゼット状の根生葉が残る

という特徴もあります。

 

道種漬花(アップ1)

(2024年2月12日撮影)

 

すべて

今回見かけたものに

当てはまりますね。

 

 

種漬花自体の名前の由来は

種籾を水に漬ける(浸ける)頃に

花を咲かせることに由来し

「種浸花」という字が

当てられる場合もあります。

 

道種漬花の方は

種漬花に似ていて

道端に咲いているから

ということに

由来するものと思われます。

 

Wikipedia を見ると

「道」が「路」という字に

なってました。

 

あと、種漬花より

乾燥した場所を好むらしい。

 

 

草花・野草の総合図鑑 MIDORI

道種漬花の項目を見たら

別名が「毛種漬花」だとあります。

 

これは英名の

Hairy bitter cress や

Hoary bitter cress に

由来するもと思われますが

別に毛深いわけでもなく

(Hairy は「毛深い、毛だらけの」

 Hoary は「白い、白髪の」という意味)

どうしてこういう名がついたのか

謎ですね。

 

ちなみに

大毛種漬花というのもあって

Hairy bitter cress や

Hoary bitter cress は

そちらの英名ではないか

という気もするんですが

Wikipedia を見てみても

よく分からないのでした。

 

 

なお、手元の辞書によれば

Hoary cress で

アブラナ科の雑草を意味しますが

Cress だけだと

アブラナ科の野菜を指すようです。

 

特に、葉に辛みのある

胡椒草[コショウソウ]を指す

と手元の辞書にありますが

毛種漬花の英名に

bitter と付くのも

そこらへんと

関係しているものでしょうか。

 

 

その他の英名は直訳すると

Lamb's cress は「仔羊の油菜」

Land cress は「牧草地の油菜」

でしょう。

 

他とは系統が違う

Shot weed は

種の形状に由来するのかも。

 

 

ちなみに今日は

四谷のオフィスで採点でしたが

帰りに名代 箱根そばに寄ると

〈GARO〉月見肉そば

販売してました。

 

〈GARO〉月見肉そば(2024.2.13)

 

上掲の写真の通り

ステッカーもついてきました。

 

再入荷した

ということでしょうかね。

 

 

 

●訂正(翌日0:20ごろの)

 

Lamb's cress を

「羊の油菜」と訳していたのを

「仔羊の油菜」と訂正しました。

 

ラム肉=羊という

思い込みからくる

ケアレスミスです。m(_ _)m

 

あと

道種漬花については

以前にも取り上げていることを

うっかり忘れてました。

 

その時よりは

情報が多いので

ご海容いただけると幸いです。