本日から仕事始めで

冬季講習の採点のため

自由が丘まで行ってきました。

 

少し早めに出て

自由が丘のBOOK•OFFに

立ち寄ったところ

目にとまったのが、こちら。

 

河合秀朋『オペラ・アリアの名曲名演奏』

(音楽之友社 ON BOOKS、

 1995.10.10/1998.1.31. 第4刷)

 

副題「歌の魅力に酔いしれる」

 

 

基本的にオペラには

興味がないんですけど

目次を眺めていたら

ペルゴレージ《奥様女中》のアリアが

採られているのが目にとまり

ふらふらと買ってしまうことに。

 

まあ、20%オフの

ウルトラセール中だったことも

財布の紐を緩めることになった

原因かもしれません。( ̄▽ ̄)

 

 

ペルゴレージ以外では

ヘンデルのオペラから

2曲採られているくらい。

 

この手の本になると

バロック・オペラからは

ほとんど採られないのが

残念といえば残念です。

 

 

本書で

《奥様女中》からのアリアとして

取りあげられている

〈怒りんぼさん、私の怒りんぼさん〉

Stizzoso, mio stizzoso の名演奏者は

レナータ・テバルディと

テレサ・ベルガンサで

「キャラクターからもベルガンサ向き」

と書かれています。

 

ベルガンサが歌っている盤

持ってたかしらん

テバルディも探さなくちゃ

と、さっそく思ってしまいました。

 

我ながら困った奴ぢゃ。( ̄▽ ̄)

 

 

〈怒りんぼさん、私の怒りんぼさん〉が

単独で歌われる機会が多いのは

アレッサンドロ・パリゾッティ編

『イタリア歌曲集』の第4巻に

収録されているからでしょう。


パリゾッティの本によって

バロック・オペラのアリアのいくつかが

今日まで残ってきたこと自体は

それなりに評価するものの

オペラの中からアリアを1曲だけ

抜き出して鑑賞する

というのは個人的に

あまり好みではありません。

 

聴くなら全曲通しで聴きたい。

 

まあ、そんなふうに思ってるから

なかなか手が

伸びないんでしょうけど。

 

 

ちなみに

《奥様女中》全曲の名演奏として

あげられているのは

以前こちらでご案内済みの

レナータ・スコットと

セスト・ブルカンティーニの盤

「理想的名盤」と書かれています。

 

この本が出た当時は

「カタログに見えない」

と書かれてますけど

今なら簡単に買えるのが

ありがたいですね。