本日、風邪は全快
というわけにはいかず
喘息を誘発したっぽい感じで
喉の調子が良くない中
買い物に出ました。
ディスカウント・スーパー
OKまで行く途中の
いろいろフェンスに巻きついて
薮になっているところを
通りかかると
白い花が目にとまりました。
犬酸漿に似ていましたが
念のためハナノナで調べると
「イヌホオズキ」と出たり
「ヒヨドリジョウゴ」と出たりして
名前が安定せず。
これは帰って確認せねばなるまい
と思い、買い物を済ませて帰宅後
「イヌホオズキ 似た花」で検索し
「高山植物と山野草、似たもの比較」
というサイトの
というページを見て
同定できた次第です。
上にリンクを貼ったページの説明に
「イヌホオズキは高さ50〜60センチだが、
ヒヨドリジョウゴはつる性で
他の木などに絡みついて長く伸びる。」
「イヌホオズキは花弁はあまり反り返らないが、
ヒヨドリジョウゴは強く反り返る。」
とあるのが決め手となりました。
犬酸漿は当ブログでも
少し前に取り上げたばかりで
そちらの写真と比べると
花弁のそり返り具合が
まったく違いますね。
その他に
茎(蔓)に毛が生えていることや
実が赤いことが
区別のポイントですけど
残念ながら見つけた実は
まだ熟していませんでした。
和名は
赤い実が鵯[ヒヨドリ]の好物で
赤い実に鵯が群がっている様子を
酒飲みが酔って騒いでいる様子に
見たてたことに由来するそうですが
Wikipedia によれば
実際は特に好んで食べるものでも
ないようです。
蛇足ながら
笑い上戸、泣き上戸
という表現でお馴染みの
上戸[ジョウゴ]は
下戸[ゲコ]の対義語で
大酒飲みを意味します。
なお「季節の花300」では
赤い実を
酒に酔って顔が赤くなることに
見立てたことから
と補足説明されてました。
自分はてっきり
花の見た目を
鵯が飛んでいる様子に
見立てたんだろうと
思ってたんですけどね。
和名の別名として
樹木図鑑 植木ぺディアによれば
ツヅラゴ、チャラコ、ホロシ
などがあるそうですけど
漢字表記は最後の
「保呂之」しか分からず。
この「保呂之」は
『万葉集』に見られる
いわゆる万葉仮名での
表記のようです。
ツヅラゴは「葛籠」か
とも想像されますが
確定できず
チャラコとなると
字の見当すらつきません。
英名は
やはり樹木図鑑 植木ぺディアによれば
Bittersweet herb で
Bittersweet とだけ記している
サイトもありました。
bittersweet とか
herb とか付いてても
実にはソラニンが含まれているので
食べられません。
だったら鵯だって
食べられないはずですけどね。
もしかしたら
食べた鵯がソラニンの影響で
酔ったように見えたことか
あるいは
鵯が食べているのを見て
食べてみた人間が毒に当たり
それが酔ったように見えたことが
名前の由来なのかも。( ̄▽ ̄)
もっとも漢方では全草が
白毛藤[バイマオティン]
という生薬名で呼ばれて
(日本での漢名は「白英」)
使われているようです。
それだけみると
bittersweet という名前は
ふさわしい気もしますけどね。