『大衆酒場ワカオ』7

(コアミックス発行

 ゼノンコミックス、2022.9.3)

 

『ワカコ酒』19巻と同時発売。

 

こちらも書い忘れていたようなので

『ワカコ酒』19巻と一緒に買って

シュリンクを取らないまま

ほっぽっといたものです。

 

『ワカコ酒』19巻を読んだので

いい機会なので読み終えました。

 

 

ちなみに

感想をアップしていない

第2巻や第5巻も

ちゃんと読み終えてるんですが

機会を逸した感じw

 

よほどのことがない限り

今後も感想をアップしませんので

ご海容いただければ幸いです。m(_ _)m

 

 

ところで以前

『大衆酒場ワカオ』6巻

感想をアップした際に

次回予告ページで驚いた

と書きましたが

何に驚いたかといえば

本巻で最終巻であること。

 

なんとなく

『ワカコ酒』同様

ずーっと続くだろうと

思っていただけに

びっくりでした。

 

 

本巻には

八十八夜「ホタルイカの酢味噌和え」から

百夜「本日のみそ汁」までと

箸休め「大将直伝のメニュー」の

「おしながき」メニューに

「特別裏メニュー」として

SP「あるかもしれない未来」を加えた

十五編を収録。

 

九十九夜の最後に

ワカコが最後の客として入ってきて

最終話である百夜が

ワカコの特別出演メイン編になります。

 

最後の客というだけでなく

いただくのが

日本酒と付き出し

味噌汁だけ、というのも

〆の感じがしていいですね。

 

 

「箸休め」は

真夜中まで課題のレポートにかかりきりで

夕食を逃した八っちゃんが

大将直伝のハムカツを作って食べて

1枚だけでやめておこうと思ったのに

材料を使い切るまで止まらなくなった

というエピソード。

 

「特別裏メニュー」は

大将と八っちゃんが出会ってから

10年後のお店の様子が

描かれています。

 

どちらも

八っちゃんの魅力

満開でございます。

 

そして「〆のあとがき」

(作者の後書き)の最後に

本編では一度も書かれなかった

八っちゃんのフルネームを紹介。

(この期に及んでw)

 

八ちゃんファンとしては

110ページの

お風呂上がりカットも

嬉しいっすね。

(感想がオヤジw)

 

 

九十三夜「軟骨の唐揚げ」では

年金の受給が75歳まで延長

というテレビのニュースが流れ

定年退職という言葉が形骸化し

60〜70歳まで働く時代となった

という感慨を抱く50代の大将が

いつまで働くべきか

あと10年はいけるかと

思っている場面から始まります。

 

自営業だから

やれるだけやるだけだがね

という言葉に

共感を抱いた次第ですけど

大将、結婚していないようだし

お店は誰かに譲るか

継がせるかするにしても

老後の生活は大丈夫なのかしらん

と、まんがのキャラですが

しみじみしちゃいました。

 

SP を読んで

八っちゃんがいて

良かったねと思いましたが

我が身を顧みると

どーんと落ち込むという。

 

独り者の年寄りにとっては

どんどん生きづらく

なっていく世の中であることを

改めて思い出させられました。

 

社会派まんがかっ!(笑)