大宮銀座通りにある書店
忍田謙文堂前の歩道に
大宮銀座商店街が設置した
プランターの金襴紫蘇を
前回ご案内しましたが
金襴紫蘇のそばの
小さい植木にご注目。
(2023年7月4日撮影)
どうやら白い蕾の一部が
開花しているようです。
金襴紫蘇を撮った時には
気づかなかったので
接写してませんでしたが
以前、近場の造園所でも
似たようなのを見かけてることを
思い出しました。
(2023年6月24日撮影)
そちらも開花しているかなと思い
昨日、買い物に出た際
確認してみたら
やっぱり咲いてました。
(2023年7月5日撮影)
上の写真では
分かりにくいですけど
咲いている花を接写したものが
こちら↓
で、今回
葉っぱの形状から
当たりをつけて
手元の樹木図鑑で
調べてみたところ
以前、実がなっている時に
取り上げたことのある
万両だと同定できた次第です。
和名の別名として
花橘[ハナタチバナ]と
藪橘[ヤブタチバナ]
赤木[アカキ、アカギ]が
あがってます。
このうち花橘は
万葉集の歌に
出てくるようですね。
英名は
コーラルベリー Coralberry
スピア・フラワー Spear flower など。
coral は「珊瑚色」で
実の色からきているのは
すぐ分かります。
spear というのは
槍のように尖っている形状を
指す言葉で
ギリシャ語の
ardis(槍先)に由来する
学名の Ardisia から
きているものと思われます。
「季節の花300」によれば
雄蕊(黄色い部分)の先が
尖っているからだとか。
花期は7〜8月。
花弁は五つではなく
ひとつの花弁が五つに裂けている
合弁化と呼ばれるもの。
花の黄色い部分が雄蕊で
その中央から突き出しているのが
雌蕊だそうです。
花弁や雄蕊に
黒い斑点がついているのは
元々そういうものなのかどうか
よく分かりません。
というわけで
大宮銀座通りのプランターは
冬になると赤い実が
つきそうですね。
そのころも
会議で大宮まで
通っているかどうかは
定かではありません。
通っていたとしても
日没が早くなってますから
写真が撮れる時間に
いられるかどうか
分かりませんけどね。




