普段使いの銀行の

キャッシュディスペンサーへ

行く途中にあるお宅の庭で

目にとまったのがこちら。

 

紫馬簾菊の咲く庭

(2023年6月23日撮影)

 

ハナノナで調べたところ

「ムラサキバレンギク」

と出ましたけど

 

紫馬簾菊(ハナノナ)

 

帰宅して調べてみたところ

今回は一発で正解でした。

 

 

漢字表記は、てっきり

木版画で使う馬連(馬楝)かと

思ったんですが、違ってて

ブログのタイトルの通りです。

 

「馬簾[ばれん]」というのは

江戸時代の火消しが持つ

纏[まとい]に下げた

細長い飾りのこと。

 

「纏 馬簾」で検索すれば

いろいろな写真がヒットするので

一発で分かるかと思います。

 

花弁のように見える舌状花が

垂れ下がっているのを

馬簾に見立てて

つけられた名前です。

 

 

季節の花 300」によれば

英名は Purple coneflower で

手元の辞書を繙くと

coneflower は

「円錐形の花盤を有する

 キク科の植物」

と説明されています。

 

流通名は

エキナセアないし

エキナケアで

学名 Echinacea purpurea

に由来します。

 

Echinacea は

ギリシャ語の

echinos(針鼠)を

語源とするのだとか。

 

花盤の形状から

名付けられたのは

明らかですね。

 

紫馬簾菊(アップ1)

 

北アメリカ原産で

ネイティブ・アメリカン

(いわゆるインディアン)が

薬草として利用していたのだとか。

 

日本に渡来したのは

1926(大正15・昭和元)年ごろ

のようです。

 

ちなみに

モンソーフルール監修の

『花図鑑』によれば

観賞用に栽培された品種には

薬効はないそうで。

 

 

『育てたい花がたくさん見つかる

図鑑1000』(主婦の友社)には

エキナセアという名前で載っていて

紫色のプルプレア(今回の種)と

白色のココナッツライム

という品種の写真が

掲載されています。

 

そこに載っている

プルプレアの舌状花が

極端に垂れ下ってるのに

今回見かけたものは

咲き始めだからなのか

あまり垂れ下がってません。

 

紫馬簾菊(アップ2)

 

でもまあ

紫馬簾菊で

間違いないと思います。

 

 

ところで

写真を見ていて

気づいたんですけど

蜘蛛らしきものが

茎に取り付いてますね。

 

虫が苦手な人は閲覧要注意な

昆虫エクスプローラというサイトの

蜘蛛の図鑑で確認したところ

笹蜘蛛らしいと分かりました。

 

腹部に模様があって

脚に生えている黒い毛が目立つ

というのですぐ分かった次第。

 

見つけやすさレベルは

★3つが最大で

笹蜘蛛は2つですから

中くらいということかな。

 

この近くで以前

尺取虫も見かけてますし

自然が豊かなのは

結構なことかと。