近所にある
薬のクリエイトに行く途中
造園業を営んでいるっぽい区画の
裏に面した道を通っていくんですが
そこに生えている樹木のひとつに
実がなっているのに気づいて
撮ってみたのがこちら。
撮ったのはいいんですけど
樹木の名前が分からない。
前回の児手柏のように
葉っぱがうろこ状なので
檜か翌檜のたぐいかと
思われたんですが
検索してみたところ
檜や翌檜の実の形状とは
どうも違うようでした。
檜や翌檜の仲間の
針葉樹には違いないので
その方向で調べたところ
匂檜葉[ニオイヒバ]だと
分かった次第です。
こちらは若い実で
熟すと茶色くなるのは
児手柏と同じ。
園芸品種も多いようですが
今回、見かけたものが何なのか
までは、分かりません。
樹木図鑑 植木ぺディアによれば
匂鼠子[ニオイネズコ]
という別名を持ち
英名は Thuja だそうですが
手元の辞書を繙いてみると
「クロベ属の各種の木」
と説明されています。
葉っぱを揉むと
パイナップルや柑橘系の
爽やかな香りがするそうですけど
千切ってくるわけにもいかず。( ̄▽ ̄)
上の写真は
葉裏を撮ろうとしたものですが
気孔帯が分からないなあ
と思っていたら
そもそも目立たないもののようで
そこらへんは児手柏と同じですね。
ちなみに匂檜葉は
手元にある樹木図鑑に載っておらず
『葉と実でわかる街路樹の呼び名事典』に
(世界文化社、2014.3.20)
コニファーのひとつとして
紹介されてましたが
「人気のコニファー」という
読み物記事内なので
実の写真が載っていない。
書名に偽りあり
とか思ったことでした。( ̄▽ ̄)
いつもお世話になっている
樹木図鑑 植木ぺディアが
索引付きの本になると
助かるんだけどなあ。
世の中、ままなりませぬ。