昨日、採点用の資料を

プリントアウトするため

普段使いのセブンイレブンまで

行ったということは

前回の記事でも書いた通りです。

 

その際

セブンイレブンとは

道路を挟んで向かい側の

街路樹スペースに

オレンジ色の花が咲いているのが

目にとまりました。

 

藪萱草(その1)

 

ハナノナで調べてみると

「ヤブカンゾウ」

と出ましたけど

 

藪萱草(ハナノナ)

 

帰宅して検索してみたら

今回も一発で正解のようでした。

 

前回の姫檜扇水仙とは異なり

有史以前に中国から

渡来したと目されている

由緒正しい? 史前帰化植物です。

 

 

和名の別名は

忘れ草、忘憂草といい

その美しさに憂いを忘れるほど

ということから来たのだとか。

 

英名は

かぎけん花図鑑

というサイトによれば

ヘメロカリス Hemerocallis

デイ・リリー Day lily など。

 

学名は

Hemerocallis fulva 'kwanso' で

季節の花300

というサイトによれば

fulva は「茶褐色の」

という意味だとか。

 

 

ちなみに

花は1日にしか持たない

いわゆる「一日花」だそうで

英名のデイ・リリーは

この性質に由来するようです。

 

これまで何度も通りかかりながら

見たことがなかったのは

そのためでもありましょうか。

 

今回、見ることができたのは

実にラッキーだったようです。

 

 

花期は7〜8月で

ちょっと早いようですが

これも温暖化の影響か

というわけでもなく

6月からとしている

サイトもありました。

 

 

同じようなことを

姫檜扇水仙の時にも

書いたような。( ̄▽ ̄)

 

 

松江の植物図鑑によれば

八重咲の花弁は

雄蕊と雌蕊が弁化したものらしく

完全に弁化しない雄蕊も混ざる

という不思議な花で

結実しないそうです。

 

藪萱草(花のアップ)

 

「季節の花300」で

くしゃくしゃっとした感じ

と説明しているのは

言い得て妙だと思いますけど

蕊が弁化したために

そういう感じになるんでしょうね。

 

 

種ができないのに

どうやって増えるのかといえば

ランナーと呼ばれる匍匐茎

[ほふくけい]が伸びて

増えるのだとか。

 

藪萱草(その2)

 

にしても

街路樹スペースで

咲いているのは

ちょっと不自然。

 

どこか近所のお宅から

逸出したものか

それとも誰かが株分けして

植えたものなんでしょう。

 

食用になるということで

救荒作物として植えた

というわけでも

ないでしょうけどね。

 

まあ、謎です。( ̄▽ ̄)