昨日、普段使いの銀行

(のキャッシュディスペンサー)から

これも普段使いの

ディスカウント・スーパー

OKへ行く途中にある

街路樹スペースで

額紫陽花を見かけました。

 

額紫陽花

 

まだ満開ではないようですが

昨日の記事で引き合いに出しましたし

装飾花の方は咲いてますので

通りあげる次第。

 

こちらは日本固有種で

海のそばの林内や林縁に

咲いているのだそうですが

庭木として植えられるものは

園芸品種のようです。

 

額紫陽花(アップ1)

 

花序は淡い青紫色の

両性花がまとまっており

その周囲を白ないし

青紫色の装飾花が

囲んでいるのが一般的。

 

その装飾花を

額縁に見立てて

名前がつけられました。

 

装飾花は萼が発達したもので

だから「萼」紫陽花かあ

とか思っていたら

違ってたという。(^^ゞ

 

 

装飾化は

雄蕊と雌蕊が退化しており

受精することはできません。

 

装飾花が飾る内部の

両性花には雄蕊と雌蕊があり

こちらで受精します。

 

したがって装飾花は

訪花動物(送粉者)を

呼び寄せるという

役割を果たしているだけ

ということになります。

 

こちら↓が両性花部分のアップ。

 

額紫陽花(両性花アップ)

 

まだ咲きかけなのが

よく分かるかと。

 

 

別名は

額、額花、額草など

装飾花に注目したものから

浜紫陽花、硫黄島紫陽花と

自生地に注目したものまで

いろいろあるようです。

 

英名は

Lacecap hydrangea で

直訳すれば

縁飾りのついた帽子のような紫陽花

とでもなりましょうか。

 

これも見立てではありますが

全体の印象に近い分

額よりは腑に落ちる感じ。

 

額紫陽花(アップ2)

 

ちなみに

特撮ヲタクであれば

ハイドランジャーと聞いて

ウルトラ警備隊の潜水艦を

連想するかと思いますが

あれは紫陽花という

意味であった。( ̄▽ ̄)

 

 

近づいて撮ろうとしたら

葉っぱの上に天道虫。

 

楽紫陽花と十星天道虫

 

背中の点が

つながっているところも

ありますけど

どうやら十星天道虫

[トホシテントウムシ]の

ようですね。

 

十星天道虫は草食性らしく

ということは

食事中だったのかしらん。

 

天道虫といえば

アブラムシを食べるもの

とばかり思っていたので

頭の方をよく見ようともせず

残念なことをしました。