昨日、タワーレコードからの荷物を
コンビニで引き取ってから
普段使いのディスカウント・ストア
OKへ向かう途中の
街路樹下のスペース
(というよりその脇)に
咲いていたのが、こちら。
野草をハナノナで
調べるようになって以来
何度も見かけていながら
何という植物か
分からずにいたんですが
『草花・雑草図鑑』(池田書店)を入手し
パラパラと眺めていた時
掲載されているのを見つけて
確定できたものです。
印象的な白いピラピラは
花弁ではなく雄蕊で
この後に黄色い葯を持つ雄蕊が
伸びてくるそうですけど
そちらは記憶にない。( ̄▽ ̄)
花は雄蕊の下の
やや茶色い部分で
これが下から上へと
咲き上がっていきます。
当方が撮ったものより
Wikipedia に載っている写真を
クリックしてアップにすると
分かりやすいかもしれません。
和名の由来は
大葉子に似ていて
葉っぱの形が
箆[へら]のように
細長いから。
ヨーロッパ原産の帰化植物で
Wikipedia には
英名は Ribwort Plantain
English Plantain だとありますが
手元の辞書だと
ribwort は ribgrass の
別の言い方となっており
ribgrass の方に訳語として
「ヘラオオバコ」と載っています。
rib はリブステーキのリブですが
この場合は
田畑の畦[あぜ]や畝[うね]
という意味でしょう。
plantain はこれだけで
大葉子という意味になるようです。
ラテン語の planta は
「足跡」という意味だと
「季節の花 300」というサイトに
書いてありました。
ですから ribgrass は
足跡のような形の葉を持つ
大葉子の仲間で
田畑の畔ないし畝に
生えているもの
という意味合いになりましょうか。
Wikipedia には
花粉症の原因植物だとありますが
ハーブとして食用・薬用になり
家畜用飼料にも使われる
とも書かれていて
役に立つんだか迷惑なんだか。
花期は
『草花・植物図鑑』によれば
4月から8月。
これからよく見かける
というわけですね。