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ヴィヴァルディの《ニシ・ドミヌス》

(主が家を建てるのでなければ)RV 608 の

〈主は愛するものに〉の弦楽伴奏版の編成は

ヴァイオリンとヴィオラ

通奏低音楽器だと書きました。

 

が、それよりも

さらに少ない編成による

演奏の映像を見つけましたので

ご紹介しておきます。

 

 

演奏は

1984年生まれの

オランダのカウンターテナー

ローベルト・クイツェンガと

(Kuizenga の読みが

 これまた正しいかどうか

 よく分かりませんが、とりあえず)

オランダの古楽団体

ルター・バッハ・アンサンブル。

 

解説によれば

ヴァイオリン2

(うちひとつはアルト・ヴァイオリン)

ヴィオラ・ダモーレ1、チェロ1

ポジティフ・オルガン1

という編成。

 

単なるヴィオラではなく

ヴィオラ・ダモーレだったようですが

それはともかく

今回のものは

弦楽器による最小編成版

といっていいでしょう。

 

極小編成好きにとっては

たまりません。

 

 

カウンターテナーの演奏だと

アンドレアス・ショルのものを

見つけましたので

一般的な古楽演奏を知るには

そちらが参考になるかと思い

貼り付けておくことにします。

 

……と思ったら、例によって

映像を貼り付けられない仕様なので

リンク先を貼っておきます。

 

 

全部で20分ちょいありますが

ヴィヴァルディの宗教曲を

ショルの名唱で聴けるだけでなく

(〈主は愛するものに〉の他に

 ヴィオラ・ダモーレのソロとオルガンによる

 〈父と子と聖霊に栄光あれ〉もいい)

一般的な編成がどういうものか

分かりやすい映像なのも

ポイントが高いですね。

 

器楽伴奏は

ポール・ダイアー指揮

オーストラリア・ブランデンブルク管弦楽団で

もちろん古楽器による演奏です。

 

2000年に

同じメンバーによる

CDが出ていますので

その頃の映像ではないでしょうか。

 

それにしては

リュートが加わっていて

最近の傾向を反映してるっぽいのが

興味深いところ。

 

ディスクの方は

国内流通版も出ているようですが

未入手です。

 

また探しものが増えてしまった. . . Orz