瑠璃唐綿

(2022年7月20日撮影)

 

以前、普段使いの銀行に行く途中

民家のガーデニング・スペースに

咲いていたものです。

 

ハナノナで調べたら

「ルリマツリ属」

と出たんですが

 

瑠璃唐綿(ハナノナ)

 

帰宅後、検索してみると

似ているのは花の色だけで

花の形は明らかに違う。

 

そこで

さらに調べたことを

前回の記事を書いているうちに

思い出した次第です。

 

その時は同定できたんですが

どうやって同定したかも

同定できた名前も記憶になく

今回改めて調べ直したという。(^^ゞ


 

流通名ブルースターで

よく知られているんですけど

モンソーフルール監修の『花図鑑』

和名が載っていました。

Wikipedia の項目名は和名の方です)

 

その『花図鑑』によれば

ブルーの花は褪色すると

ピンクになるそうですが

それがよく分かるのが下の写真。

 

瑠璃唐綿(アップ)

 

個人的には花びらよりも

中央の副花冠の部分が

ミルク・クラウンか

蠟燭立てを思わせるような

形をしているのが印象的。

 

 

別名はオキシペタルム

Oxypetalum といい

こちらの名前は

属名のラテン語に

基づくものです。

 

英名は Wikipedia によれば

Southern star ないし

Tweedia というようで

ブルースターと呼ばれることは

稀なのだとか。

 

サザン・スターは

ブラジル南部原産で

オーストラリアとニュージーランドに

帰化したという来歴から

命名の由来が

なんとなく見当がつきます。

 

全身に毛が生えていることが

特徴でもあるので

それをふまえて

ツイーディアというのは

「ツイードのような花」

という意味かと思ったら

エディンバラ王立植物園の園丁

ジェームズ・ツイーディーに

由来するのだとか。

 

下の写真だと

茎や葉に毛が生えているのが

分かるのではないかと思います。

 

瑠璃唐綿(茎)

 

花期は瑠璃茉莉と同じで

誕生花としては

3月8日、4月14日、6月14日と

3日も充てられています。

 

ただし

6月14日を省く記事と

6月14日だけとする記事も

ありました。

 

花期が5~10月なら

3月と4月はおかしいわけで

そのことを鑑みれば

6月14日が自然でしょうか。

 

きざむマガジン」の記事によれば

絶対的にこれが正しい

という誕生花の月日は

ないようですけれど。

 

 

もしかしたら

瑠璃唐綿は品種によって

花期が異なる場合が

あるのかもしれません。

 

季節の花 300」という

サイトに載っている写真を見ると

今回の個体とは

花びらの形が違います。

 

唐綿という和名はむしろ

この花びらを持つ品種のイメージに

基づいているのかもしれません。

 

ここらへんについては

今回、深掘りできませんでした。

 

 

それはともかく

GreenSnap の説明によれば

結婚式のサムシング・ブルーにも

使われるというのを知り

おおっ、と思いました。

 

アメリカのミステリ作家

シャーロット・アームストロングに

『サムシング・ブルー』という

長編小説があるからです。

 

アームストロング作品に

瑠璃唐綿が出てきたかどうか

記憶が曖昧なので

機会があれば

読み直してみてもいいかも

とか思ったことでした。