過ぐる7月22日(金)
研修で四谷まで出かけた日のこと
地元駅の配電盤? などがある
フェンスの向こう側に
ハート型の大きな葉を持つ植物が
繁茂しているのが目にとまりました
左側のフェンスのないところにも
同種のものが見られたので
ギラギラとした夏の日差しを背に
葉っぱの間を覗いてみたら
何やらまとまった蕾と
咲きかけの花を確認。
ハナノナで調べてみても
「アオツヅラフジ(別名:カミエビ)」
「イシミカワ」、「アレチウリ」
と出るばかりで
なかなか確定できず。
花が咲ききったら
分かるかと思い
確定するのを諦めて
研修に向かったのでした。
2日後の24日(日曜日)は
町田で夏期講習。
風の強い日だったので
葉っぱが裏返っています。
電車に乗る前に
開花したかなあと思い
やっぱり夏の日差しを背にして
確認してみたら
前回よりは開花している様子。
ただこちらよりも
より駅舎に近い方の
フェンスの向こうに生えている方は
完全に開花しているようだったので
そちらをハナノナで調べると
「オドントグロッサム」
と出ました。
明らかに違うっぽい感じでしたが
念のため、帰宅してから検索すると
やっぱり違ってました。( ̄▽ ̄)
葉っぱの根元に
赤芽柏にあるような
蜜腺と思しきものが見えるので
帰宅してから
「蜜腺 葉」で検索してみたところ
というページがヒット。
そこにアップされているもののうち
赤芽柏以外で似ているのが
「キササゲ」だったことから
改めて「キササゲ」で検索してみて
例によって「松江の花図鑑」で
確定できた次第です。
漢字表記の「木大角豆」は
熟果が豆の大角豆[ささげ]に
似ていることから付けられました。
下がその熟果の写真ですが
なかなかに、すさまじき雰囲気。
(7月26日撮影。以下同じ)
「木豇豆」
という漢字表記もあるようで
「豇豆」で「ささげ」と読みますけど
(音読みは「コウトウ」)
「豇」は手許の漢和辞典には
載ってませんでした。
「楸」という字も
「きささげ」と読ませる場合が
あるようですけど
手許の漢和辞典には
未詳(確かではない)
となっておりました。
和名には
その他の別名として
梓実[しじつ]、梓白皮[しはくひ]
というのもあり
梓実は果皮に基づく生薬名、
梓白皮は樹皮に基づく生薬名に
それぞれ由来するものと思われます。
民間療法では
葉っぱを使用する場合も
あるようですね。
中国原産の落葉高木で
薬用になるという効用から
日本に渡来したようです。
花期はちょうど今頃の時期。
「大木が多く、
枝先に咲く花を
間近に見るのは難しい」
と書いてありましたが
だとすれば今回のは幼木で
花を間近に見られたのは
実にラッキーだったことになります。
庭木図鑑 植木ぺディアには
「雷電木[らいでんぼく]」
「雷の木」という別名も
あげられていました。
この木を庭の片隅に植えると
雷が落ちないという
迷信に由来するのだとか。
だから駅舎のそばに多い
というわけでもないでしょうけど
なぜまた地元駅の周りに
こんなに多く見られるのか
種がどこからか来たのだとしても
どこから来たのか、というのが
謎といえば謎ですね。
こちらは駅舎のそばの
タクシー乗り場のフェンス沿い。
こちらは駅舎の2階にまで
達しています。
駅舎の2階に達した写真をみると
樹木だというのも
受け入れられる感じですが
最初に見つけた時は
てっきり草だと思ってました。
2階にまで達したものを
切り倒すのは大変そうですけど
幼木の方は大きくなる前に
刈り取られてしまうというか
除去されてしまいそうですね。
駅としては迷惑でしょうし
仕方ないかもしれませんが
ちょっと残念だとも
思ったりしています。
(7月28日撮影)