昨日の記事でも書きましたが
おとといは塾の研修で
四谷まで行ってきました。
新宿寄りの跨線橋道路を
上智大学方面へ渡った先で
地湧金蓮という花を見かけた
ということを書きましたけど
それを見かける前に
目に入っていたのが、こちら。
(7月7日撮影。以下同じ)
以前やはり塾の用事で
四谷に行った時にも
見かけていたことでもあり
今年も見られるかな
と期待していたんですけど
やはり見ることができました。
槿[むくげ]だと
思ってたんですけど
念のためハナノナで調べてみたら
「アメリカフヨウ
別名:クサフヨウ」
と出てびっくり。
芙蓉の花と槿の花は
確かによく似ているんですけど
うーん、というわけで
両者の違いを
検索して調べてみました。
分かりやすいと思ったのは
見分けるポイントが
三つあがってました。
【ポイント1:花期】
槿は6月後半から
開花するのに対して
芙蓉は7月下旬
主に8月から開花。
【ポイント2:花】
雄蕊の花柱がカーブするように曲がり
先が五つに分かれているのが芙蓉で
花柱がまっすぐに伸びているのが槿。
【ポイント3:葉】
大きな掌のような形を
しているのが芙蓉で
小さめで鋸歯のあるのが槿。
(蕾を撮ろうとしたものですが
葉っぱの特徴もわかるかと)
これらのポイントに則り
今回の花は槿であると
確定した次第です。
「木槿」という
表記もありますが
Wikipedia によれば
これは中国での表記だとか。
原産はその中国で
日本では平安時代以前から
渡来していたようです。
和名の別名としては
波知須[ハチス]
というのもあります。
和名の「槿」は
「あさがお」と
読まれることもあるので
「木槿」の方が
間違いがないのかも。
ちなみに、韓国では
国花として指定されています。
英語には
旧約聖書の雅歌に由来する
Rose of Sharon
(シャロンの薔薇)という
慣用名があるそうです。
「樹木図鑑 植木ぺディア」によると
花は1日で散る「一日花」だとか。
なるほどそれで
樹下に散っている花が
多かったわけですね。
落下の様子は
あまり綺麗ではありませんが
とはいえ
10月までのうちに
あと何度か
四谷に行く機会があるので
しばらくは楽しめそうです。