これも月曜日
塾の会議で秋葉原に行った際
街路樹スペースに咲いているのが
目にとまった花です。
螢袋に似ているなあ
と思いながら
ハナノナで調べたところ
「フウリンソウ」と出ました。
一発で正解のようでしたが
別名がないわけではないようで。
英名(流通名?)は
カンパニュラ Campanula で
モンソーフルール監修の
『花図鑑』によれば
ラテン語で「小さな鐘」
という意味だそうです。
同書には
釣鐘草[ツリガネソウ]
乙女桔梗[オトメキキョウ]
という和名の別名も
載ってました。
HORTI by Green Snap という
サイトの記事によれば
乙女桔梗は
カンパニュラ・ベルフラワー
という品種の和名のようです。
ちなみに
風鈴草の品種名は
カンパニュラ・メディウム。
メディウム medium は
ラテン語で「平均」
という意味のようですね。
Wikipedia を見てみると
キキョウ科ホタルブクロ属
とありますので
螢袋と似ているのも
むべなるかな。
なお、上記『花図鑑』には
「キキョウ科カンパニュラ属」
と書いてありますが
カンパニュラはホタルブクロ属の
ラテン名(学名)だそうなので
紛らわしいですけど
間違いではないようです。
Wikipedia の説明に
カンパニュラというのは
地中海沿岸原産の植物を
観賞用に改良したものの総称
とありますので
やっぱり一般的な英名というより
流通名(市場名?)でしょうか。
標準和名は風鈴草
園芸上は釣鐘草と
呼ばれることが多い
とも書いてあります。
英名は Bell flower
とのことですが
上向きに咲くことから
ベルというのは
釣鐘とかよりも
手で振って鳴らす方の
ベルを連想させられます。
ルイス・キャロルの長編詩
『スナーク狩り』(1876)に出てくる
ベルマンが持っているやつ
……とかいうのは
マニアックすぎるかしらん。
昔の学校で
始業ベル代わりに
用務員が振っていたやつ
といってみても
今の若い人には、もはや
通じないでしょうし。( ̄▽ ̄)
カンパニュラは
夏の高温多湿に弱いそうですから
今頃は連日の猛暑の影響で
ヘタっているかもしれませんね。
そう考えると
おととい目にとまったのは
ラッキーだったのかも。
そういえば
第2回アガサ・クリスティー賞
受賞作は中里友香の
『カンパニュラの銀翼』(2012)
というタイトルの作品でした。
あちらのカンパニュラは
こちらのカンパニュラを
ふまえているのかしらん。
確かめてみたいけど
本が出てきません。(^^;ゞ



