以前、葉っぱの根元に

花外蜜腺がある樹木として

赤芽柏[アカメガシワ]を

取り上げたことがあります。

 

あれ以来

赤芽柏を見かけると

ついつい、花外蜜腺を

確認するようになりました。(^^ゞ

 

先日、自動車免許更新のため

地元の警察署に向かう途中

目にとまった赤芽柏。

 

駐車場の赤目柏

(6月21日撮影。以下同じ)

 

花外蜜腺を見ようと思い

近寄ってみたら

なんと

花らしきものが咲いてました。

 

赤目柏の花

 

ハナノナで調べると

珍しく(笑)

一発で正解でしたけど

 

赤目柏の花(ハナノナ)

 

念のため、帰宅後

「アカメガシワ 花」

で検索したら

松江の花図鑑」の記事が

トップでヒットしました。

(さすがですね)

 

赤芽柏は雌雄異株、つまり

雄の木と雌の木があるようで

今回見かけたのは

雄株の花のようです。

 

赤目柏の雄花(アップ)

 

といっても花弁がないので

雄蕊が群がっているだけですけど。

 

 

雌雄異株だから

雌花を実験するには

別の木を見つけるしか

ありません。

 

花を目にするだけでも

珍しいと思われるのに

雌花に出くわすなんて

この先あるかどうか。

 

まあ

いつか出くわすのを楽しみに

過ごすことにいたします。

 

 

赤芽柏は

生育の厳しい裸地や

火事の焼け跡などから

元の環境に遷移する間

最初に生えてくる

いわゆるパイオニア植物

(先駆植物・先駆種)です。

 

だから今回のように

駐車場の敷地に生えているのは

所有者(管理者)が植えた

ということではなく

侵入してきたものと思われます。

 

ですから今後

今と同じ場所に

生え続けているかどうか

予断を許しません。

 

その意味では

雄花だけとはいえ

花が見られてラッキーでした。

 

 

雄花の方にも蟻が来てましたが

葉っぱの方の花外蜜腺にも

ちゃんと蟻が来ておりました。

 

赤目柏の花外蜜腺(2022.6.21)