昨晩は
ちりめんくるみをつまみに
残りを呑み干しました。
石川県金沢市の
味の十字屋の商品。
アメリカ産の胡桃と
国産の小女子[こうなご]を
砂糖、醤油、味醂で煮て
水飴と胡麻を絡ませたものです。
いってみれば
胡桃の佃煮(胡桃の甘辛煮)ですが
縮緬雑魚[ちりめんじゃこ]との佃煮
いわゆる縮緬胡桃とは
ちょっと違う。
DELISH KITCHEN によれば
小女子というのは
球筋魚[いかなご]の稚魚のことで
しらすとは別もの。
縮緬は塩茹でして乾燥させたもので
縮緬雑魚というのは
しらすを乾燥させたものを
指すようです。
こちらのスーパーでも
縮緬胡桃を目にしますし
買って食べたこともありますが
どうも田舎で食べたものとは感じが違う
と思っていたんですけど
改めて調べてみて納得。
おそらくは
縮緬にして使われている
魚が違ってたから
違う感じがしたんですね。
小女子の方が
ふっくらとしている気がします。
とか思っていたら
セブンプレミアムの商品に
「くるみ小女子」
というのがありました。
リンク先では
2020年1月発売になってますから
食べたことないかも。
今度、買ってきて
食べ比べなぞ
してみましょうか。
十字屋のちりめんくるみは
昔から好んで食べていたらしく
それを覚えていた母親が
お正月が近づくと
送ってくれるのでした。
関東のものとは
明らかに味や風味が違うので
別に送らなくてもいいのに
とか思いながらも
密かに楽しみにしているのでした。
正月が近づくと送ってくるのは
お正月にしばしば
食卓に並んだからでしょう。
往時の暮らし向きが
偲ばれたり偲んでみたり。
ちなみに些細なことですけど
「小女子」という漢字からして
「こおなご」と表記する方が
論理的に正しそうなんですけれども
発音する時「こーなご」だから
「こうなご」で定着しているようで。
「こおした(こーした)結果」が
「こうした結果」に
なるようなものですが
形容文字+名詞だと違和感が残るので
「こおなご」という表記を残しても
いいような気がするんですけど……。

