塾の会議のために横浜へ行った際
会議の前に寄った新刊書店
有隣堂に置いてあるペーパー
『有鄰[ゆうりん]』575号
(2021年7月10日発行)を
もらってきて見ていたら
塚谷裕一の「街の植物の生きる術」
という記事に目がとまりました。
そこには
7年前に刊行して
現在も版を重ねているらしい
『スキマの植物図鑑』という
筆者の本が紹介されており
筆者と協力者のライターとによる
「スキマの植物」という造語を
「書名に含む別著者による本」も
最近になって出たということが
書いてありました。
たまたま植物観察に
ハマっているところへ
こんな記事に出会うという
偶然にも驚きですが
その「別著者による本」を
たまたま読んでいたという偶然にも
びっくりさせられまして。
そんなこんなで
こちらがスキマ植物本の
オリジナルかと思うと
矢も盾もたまらず欲しくなり
古本で購入したのが
今回ご案内の2冊です。
検索した時
続編も出ていることを知り
そちらも一緒に注文。
(左:中公新書、2014.3.25/
2015.5.25. 5刷
右:中公新書、2015.3.25)
どちらにも
「カラー版」と角書きされており
正確なタイトルを記すなら
そちらを付けるべきなんでしょうけど
ここでは煩瑣になるので省きました。
『植物図鑑』の方は
季節ごとにまとめられていますが
『植物の世界』になると
生えた理由や環境ごとに
分類されている感じですかね。
ちょっと驚いたのは
山螢袋について
「平地に咲くホタルブクロの
山地型変種」で
「亜高山帯から高山帯に分布」
と紹介されていること。
となると
自分が以前
通りがかりに見つけた
普通の螢袋ということに
なりそうです。
さすがに
自分の住んでいるところは
高山帯でも亜高山帯でも
ありませんので。(^^;
手元の『草花・雑草図鑑』には
そこまで書いてなかったので
生育地を知ることができて
ありがたいんですけど
ちょっと残念かも。
どこかで
栽培されている個体から
逃げ出してきたものだと
嬉しいんだけどなあ。
その他
植物の増え方の原理などを
手軽に知ることができて
便利な一冊(二冊)でした。
これで街中を歩く楽しみが
増えたというものです。
ただ
こうした図鑑類は
見つけたものを調べるために
買ったはずなのに
読み終えたそばから
逆に探し回りたくなるのが
困りものといえば困りもの。
出会わない植物には
ほんと出会わないですから
ちょっと意地になってみたり。
こんなところにも
コレクター気質が出ますね。( ̄▽ ̄)