弘田三枝子『虹に瞳を』

(日本コロムビア P-46、1968.12)

 

昨日

塾の会議の前に立ち寄った

ディスクユニオンで

見つけたものです。

 

以前『ミコちゃんの

ルーツ・ヒット・パレード』

紹介した際

コロムビア時代のカバー曲で

同盤に収録されていない原曲が

残り9曲あると書きました。

 

その内のひとつ(2曲)が

ミュージカル映画

『フィニアンの虹』(1968)の

主題歌と挿入歌です。

 

CD音源としては

『これくしょんマイ・メモリィ』

という6枚組のBOXに

収められたものがありますが

未入手だったことでもあり

ちょうどいいタイミングだったので

思わず購入してしまいました。(^^ゝ

 

スクラッチ・ノイズが

ちょっと気にならないでもないので

CDで聴きたい気もしますけど

テンポのゆったりした曲は

あまり好みでないことでもあり

とりあえずどんな曲か知る分には

これで充分かなと思いまして。

 

 

ジャケットは見開き4ページ仕様で

内側ページには歌詞の他に

楽譜も掲載されていました。

 

弘田三枝子『虹に瞳を』ジャケ内側

 

ジャケ裏は

原曲サントラ盤のジャケットを

踏襲したもので

左側のスチールは上から

フレッド・アステア

ペトゥラ・クラーク、

一番下はトミー・スティールかな?

 

弘田三枝子『虹に瞳を』ジャケ裏

 

トミー・スティールは

本映画の前に

やはりミュージカル映画の

『心を繋ぐ6ペンス』(1967)に出演。

 

その『心を繋ぐ6ペンス』で

トミー・スティールが歌う

If the Rain's Got to Fall

石毛恭子がカバーしている

「日曜日に雨はいらない」の

原曲だというのも

なんだか奇妙な縁を感じます。

 

 

それはともかく。

 

映画『フィニアンの虹』は

フレッド・アステアが出演した

最後のミュージカル映画で

共演は60年代のイギリスの歌姫

ペトゥラ・クラークです。

 

「虹に瞳を」は、映画だと

アステアがクラークと歌唱する

というシーンがあって

YouTube にアップされています。

 

一方、サントラ盤だと

クラークの独唱で

収められているみたいですね。

 

「グロッカ・モーラの様子はいかが」の方は

クラークの独唱シーンが映画にあり

やはり YouTube で観ることができます。

 

こちらはクラークの独唱のみっぽい。

 

 

というわけで

仮に『ミコちゃんの

ルーツ・ヒット・パレード』に

本曲のオリジナルが収録されたとしたら

やっぱりクラークの歌唱

ということになったでしょうか。

 

だったら収録しても良かったのに

と思うのは

権利関係に無知な素人考え

なんでしょうかね。

 

 

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