ただ今、ヴィヴァルディの
宗教声楽曲にハマっているということを
前にも書きましたけど
ハマるきっかけになったのは
ヴィヴァルディの宗教音楽を収める
CD-BOXを買って
聴き始めたことでした。
それが下掲の Vivaldi: Sacred Music です。
(蘭 Newton Classics: 8802045、2011.3.2)
ヴィットーリオ・ネグリ指揮による
7枚組のボックスで
(上掲写真の下段左はライナー冊子)
演奏はジョン・アルディス合唱団と
イギリス室内管弦楽団および
コンセルトヘボウ室内管弦楽団。
各ソリストは煩雑になるので省略します。
(タワーレコードオンラインの
商品ページを御参照ください)
上記リリース年月日は
タワーレコードオンラインに拠るもので
購入は確か立川のディスクユニオン
ではなかったかしらん。
いつ買ったのか
いつごろから聴き始めたのかは
もはや記憶の彼方ですけれど。(^^ゞ
こちら
CD1から順番に、ひと晩1枚の割合で
アルコール抜きの晩酌時に
聴き始めました。
聴き進めていくと
4枚目のCDに音跳ねのようなトラックがあり
不良品かと思ったりさせられつつも
最後まで聴いていったんですけど
その最後のCDで再び問題が発生。
7枚目のトラック名が
ライナーに表記されているものと
ネットから自動的に
ダウンロードされるものとで
食い違いがあったのです。
最初はおかしいなあと思いつつ
再リリースの廉価盤だから
そういうこともあるだろう
と思っていたんですけど
やっぱり気になるので
聴き進めながらネグリについて
いろいろ検索もしてみたところ
このボックスの基になった
別のボックスがあることに
気づいた次第です。
その基になったボックスは10枚組で
中古だと新譜CD3枚買うよりも安い
ということが分かったこともあり
また、上に書いた通り
4枚目が不良品でしたから
ためらわず中古で購入しました。
そちらは
HMVのオンラインショップで
購入した記憶があります。
(ちなみに、のちに
御茶ノ水のディスクユニオンで
さらに安く見つけましたが
後の祭り)
それが下に掲げた
Vivaldi Edition: Sacred Music です。
(Philips Classics: 462 234-2、1998)
写真上段左がライナーにあたる
ブックレットなんですけど
そちらはハコと同じカラー仕様で
ディスクを収めた紙ジャケが
モノクロ仕様というのは
どうにかならんもんですかね
と思ったのはここだけの話。
それはともかく
購入してみて分かったのは
上掲 Philips 版の8枚目のディスクが
Newton 版の7枚目に相当する
ということです。
また、Philips 版のCD7、9&10が
Newton 版には未収録だということも
分かりました。
よくよく演奏者を確認してみると
エリー・アメリングが参加している楽曲を
収録している盤が欠けている
ということが分かった次第です。
おそらく
権利関係の問題ではないか
と思いますが
詳細は不明。
Newton 版だと
ヴィヴァルディの宗教曲としては
比較的、録音されることが多い
スターバト・マーテル ヘ短調 RV621が
入っているディスクが欠けているため
聴くことができません。
それが
ボックス商品としては
キズになっていると思います。
もし、
これから買ってみよう
と思っている人がいるなら
最初から Philips 版を探して買うことを
お勧めしておきます。
以上は、ディスク情報的なことで
肝腎の演奏自体の感想ですけど
ネグリの録音を聴くと
ヴィヴァルディの宗教的声楽曲が
今風にいうなら
かなり「エモい」ものであることに
驚かされました。
それまで聴いていたのは
グローリア ニ長調 RV589 ぐらいで
これも名曲ですけど
その他の曲も
いずれ劣らぬ名曲ぞろいなのに
びっくりしたというのが
素直な感想です。
ネグリの録音は
1976〜1979年にかけてと
1990年に録音されたものの集成で
散失したものや一部の異稿を除き
その時点で見つかっている
ヴィヴァルディの宗教声楽曲の
ほぼ全てを録音しており
全集の名に恥じないものになっています。
ただ、演奏はモダン楽器によるもので
そうなると古楽器による全集は
ないのかしらんと思うのが
自然なところでしょう。
(自分だけでしょうか? w)
そこで検索してみると
なんと古楽器演奏による全集が
出ていることが分かり
さっそく注文したのでした。
それについては
また改めて書くことにしましょう。