今年の5月は縁あって
春の文学フリマに
売り子として参加したことは
以前,当ブログで書いた通りですが
本日開催の、秋の文学フリマにも
売り子のお手伝いに行ってきました。
ちょっと気になる本が出る
との情報を得たので
やっぱり資料は
自分の足で買いに行き
手にとらないと
ということもあって
行ってきたわけです。
が、行けば行ったで
予定にない本までそれなりに
買うことになるわけでして
思わぬ散在をしてしまいました。
こちらが第二十九回のパンフです。
お目当ての本はこちら。
(ヒラヤマ探偵文庫5、2019.11)
江戸川乱歩が子どもの頃
母親に読んでもらっていた
新聞連載翻案小説『秘中の秘』の
原典からの完訳となります。
まさか『秘中の秘』の原作が判明し
その翻訳が、私家版とはいえ刊行され
読める時代がくるとは
思ってもみませんでした。
文学フリマで販売後は
書肆盛林堂の通販サイトで
販売されるかと思います。
関心のある方は
購ってみてはいかがでしょう。
上の本と一緒に売られていたのが
幻の(?)文豪・長田幹彦が書いた
初めての長編探偵小説。
(ヒラヤマ探偵文庫6、2019.11)
アルセーヌ・ルパンばりの
怪人物が登場するようで
原著は大正10年(1921年)に
刊行されたものだそうです。
プロパー作家ではない
書き手の書いた探偵小説に
割と興味関心があるので
ためらうことなく購入した次第。
その他にも以下のものを購入しています。
ホレス・ウォルポール『象形文字譚集』(1785)
『阿部徳蔵魔術小説集』3冊
『戦前『犯罪公論』小説傑作集』
フランツ・ハルトマン『生者の埋葬』(1895)
『Re-Clam』3号&『Re-Clam eX』1号
以上
怪奇幻想小説関連から
戦前探偵小説関連、
海外ミステリ関連まで
興味のおもむくままにあれこれと
見繕ってきた次第です。
これから目を通すのが楽しみ〜。