昨日は渋谷 TOEI まで

「キュウスペ&ゴー10[ゴーテン]前夜祭

〜絶対に負けられない戦いがここにもある〜」の

『特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER』(2015)

通称『デカ10[デカテン]』上映回に

行ってきました。

 

渋谷 TOEI チケット売場(2018.6.26)

 

「キュウスペ&ゴー10前夜祭」とは

この6月30日から公開される

『宇宙戦隊キュウレンジャー VS スペース・スクワッド』と

『炎神戦隊ゴーオンジャー 10 YEARS GRANDPRIX』

という2大Vシネ作品の劇場上映を前に

両作品に登場するキャラクターの活躍を描いた

Vシネ作品を連日上映するだけでなく

上映後に舞台挨拶があるというイベントです。

 

詳しいスケジュール(上映作品と

舞台挨拶の登壇者)は、こちら↓

 

https://natalie.mu/eiga/news/285905

 

上掲アドレス先のスケジュールには

舞台挨拶の登壇者として記載されていませんが

登壇者に長澤奈央が追加されたことを知り

久々の奈央ちゃんのイベントということで

幸い時間も空いていたこともあって

行ってきた次第です。

 

 

当日はまず19:00から

『デカ10』を上映。

 

上映後、19:50から

舞台挨拶が始まりました。

 

登壇者は奈央ちゃんの他に

デカグリーン/江成仙一役の伊藤陽佑さん

デカピンク/胡堂梅子役の菊地美香さん

上映作品を撮った竹本昇監督

そして東映の塚本英明プロデューサーと

東映ビデオの中野剛プロデューサーです。

 

 

まず中野プロデューサーから

諸注意があったあと

菊地さん、竹本監督、伊藤さん

塚田プロデューサーが登壇。

 

各人、自己紹介の時は

伊藤さんが会場に向けて

「こーんにちはー」と

小さいお友達向けの声掛けでした。( ̄▽ ̄)

 

自己紹介後は

塚田プロデューサーに

進行が任されることになり

『キュウスペ&ゴー10』を

より楽しく観られるよう

10 YEARS AFTER とは何かを語る

というのが今回のデーマであることが

話されました。

 

それから

10 YEARS AFTER を語る上で

欠かせない人物として

奈央ちゃんが呼ばれて登壇。

 

伊藤さんだか菊地さんだかに

「奈央ちゃん、何しに来たの?」

とお約束のツッコみを受け

今日はデカブルー的なポジションで参加

というふうに応じた奈央ちゃん、

まずは会場に向けて自己紹介。

 

伊藤さんに倣ってか

「こーんにちはー」と

小さいお友達向け風に挨拶。( ̄▽ ̄)

 

今日はデカレンジャーみたいな感じですが

後の方に相方が来ているので

心強いですと言ってました。

 

来場者が振り向くと

観客席の後の方に

山本康平さんが座ってました。

 

以下、10 YEARS シリーズ企画の

成り立ちが話されていきました。

 

 

『忍風戦隊ハリケンジャー 10 YEARS AFTER』(2013)

(通称『ハリ10[ハリテン]』)に関しては

奈央ちゃんが、とにかく

やりたい、やりたい、やりたい

やりたくてしょうがないと

アプローチしていたところ

山本康平さんが脚本を書き

日笠淳プロデューサーに何度もダメ出しされて

ようやく形になったものだという

お馴染みのエピソードを披露。

 

最初に書いたものから数えて

2年くらいだと奈央ちゃんが言い

山本さんに確認したら

1年くらいだと

ダメ出しされる一幕もあり。

 

ハリケンジャーの場合

メンバーがふだんから顔を合わせていて

やりたくないというメンバーはいなかったし

やるもんだと思ってたとかで

そういうキャストの熱意が

東映ビデオを動かしたそうです。

 

奈央ちゃん様々ですね

と菊地さんが言うと

奈央ちゃんはピースをしながらも

自分は言うだけで

形にしてくれたのは相方(山本さん)

と付け加えるのを

忘れませんでした。

 

 

ハリ10の動きを

風の噂で聞いていたという菊地さんは

奈央ちゃんなら実現させるだろう

と思っていたそうです。

 

竹本監督も

脚本ができる前に話を聞き

渡辺勝也監督や

プロデューサーと飲んだ際

渡辺監督をがいつも以上に酔ってしまい

家まで送るくらいだったそうですが

その酔いっぷりを見て

嬉しいんだなあと分かったとか

話してました。

 

 

一方のデカレンのメンバーは

当時デカレンをベースとした

『パワーレンジャー』絡みで

復活を果たしていたこともあり

メンバーの気持ちが

バラバラだったようです。

 

菊地さんが連絡係になって

ラインでメンバーをやりとりした際

男性陣は

最終回であそこまでやって

それ以上のものが作れるのかと

至ってクールだったのだとか。

 

特に載寧龍二さんから

ラインで、長文で論破された菊地さん、

載寧さん抜きのラインを立ち上げて

他のメンバーに話し続けたようで。

 

 

塚田プロデューサーは

キャストの熱がないと

やるのは難しいかな

と思っていたそうです。

 

ただ唯一、諦めてなかったのが

ボスことドギー・クルーガーの

声をあてていた稲田徹さん。

 

そこで稲田さんに

諦めてもらうための飲み会を

開いたそうですが

逆にやろうというふうに盛り上がって

飲み会の席から載寧さんに電話したら

いいよ、という返事があり

話が進み始めたのだとか。

 

そのとき載寧さんを頷かせたのは

ハリ10の時にイベントなどに関わって

いい時間が過ごせたという話をした

塚田プロデューサーの一言

「人生が豊かになりますよ」

という言葉だったそうです。

 

(菊地さんが奮闘して

 けっきょく載寧さんの一言で決まる

 という流れは

 上映されたばかりの

 デカ10のストーリーを

 彷彿させるものがありますね)

 

 

それから中野プロデューサーに電話して

やりましょうということになり

東映の土田真通プロデューサーに言われた伊藤さんが

プロットを書き始めたのだそうです。

 

ちなみに稲田さんも

プロットを書いたそうですが

伊藤さん曰く

プロットというより作文

鉛筆でラフに書いただけだったとか。

 

(劇場には当の稲田さんもいらしてたようで

 だからあえてイジったんでしょうか)

 

ゴー10の時も

いろいろありましたか

と塚田プロデューサーが

中野プロデューサーに聞くと

それは今度の上映会で

話すことにします

とのことでした。

 

 

そのとき菊地さんが

映画『炎神戦隊ゴーオンジャー

BUNBUN! BANBAN! 劇場BANG!!』(2008)に

自分も出ていることを思い出し

あれから10年

来年はデカレンから15年

ハリケンは16年で

あと4年で20年じゃないか

という話になりました。

 

20年目はどうするの

と聞かれた奈央ちゃん、

「子育ても一段落してるだろうし、ねえ」

とか言いつつ、山本さんに話を振りながら

20 YEARS AFTER に

意欲的な姿勢を見せてました。

 

 

続いて

「いろんな10年ぶりについてのコーナー」

に移りましたけど

撮影裏話みたいになってましたね。

 

菊地さんが

竹本監督は10年前よりも

自由にさせてくれたと言うと

監督曰く

10年間、芸能界で

生き残ってきたわけだから

当然、芝居も上手くなっているわけであり

放っといても大丈夫

と思っていたのだそうです。

 

それを聞いて自分は

同じようなことを、前日観たばかりの

『ヒーローママ★リーグ』のメイキングで

カメラマンの松村文雄さんも

話していたことを

思い出しておりました。

 

 

伊藤さんは

自分も八手三郎の中にいた

という話をしてましたが

なかなか洒落た言い回しですね。

 

会議ではテーブルを囲んで

8人くらいいたそうですが

荒川稔久さんの脚本に

次々とダメ出しが入って

どんどんグレード・アップするさまを

見ていたそうです。

 

『相棒』と『科捜研の女』という

テレ朝の2大ミステリ・ドラマの

プロデューサーがいたので

(『相棒』は土田プロデューサー

 『科捜研』は塚田プロデューサー)

ボスが殺人犯にされたトリックを考えるのに

時間を費やしたという話は

面白かったですね。

 

結局、あるSF的なガジェットを使えば

できるじゃん、ということで

解決してたようですけど。

 

 

竹本監督はその頃

ニンニンジャーを担当していて

武部直美プロデューサーに

デカ10をやらせてくれと

直談判に行ったそうです。

 

デカレンの最終回を撮ったんだから

自分がやらないと、と思ったそうで

デカ10にも

監督のデカレンに対するオマージュを

どんどん入れているのだとか。

 

 

ここで奈央ちゃんが

ハリ10の時も

本打ち(脚本の打合せ)で

ダメ出しされるのは

新鮮な体験だった

という話で加わることに。

 

ハリ10のアクションは

アクション監督の

竹田道弘さんに丸投げで

台本には詳しく書いておらず

クランク・インの数日前に

ガラッと変わったりしたそうです。

 

衣装合わせの時に

これでアクションやるの?

と思ったのだとか。

 

衣装は竹田さんが提案して

最終的に渡辺監督が決める

という流れだったようで。

 

奈央ちゃんも

台詞だか衣装だか

3パターンほど考えて

選んでもらったりした

とのことです。

 

伊藤さんがここで再び

なんといっても

『相棒』と『科捜研の女』の

プロデューサーがいるので

デカ10はドラマ重視だったことを

強調してました。

 

 

このあと

10年ぶりに着た衣装の話になり

10年経って、30歳近くなって

さすがにあのミニスカじゃ

と竹田監督は思ったそうですけど

それを聞いて伊藤さん、

その翌年に坂本浩一監督が

『ガールズ・スクワット

 ギャバン VS デカレンジャー』(2017)で

元に戻した、というツッコミを入れ

会場が笑いの渦に。

 

『ガールズ・イン・トラブル

 スペース・スクワッド EPISODE ZERO』

(2017)の舞台挨拶では

ミニスカートを穿くの?

と聞かれた菊地さん

坂本監督に言われたら穿く

と答えてましたが

さて、どうなるでしょう。

 

明日行かれる方はお楽しみに。(^_^)

 

 

赤座伴番の衣装を発注した際

星のマークか何かの

色合いが違っていたので

それがデカ10のネオデカレッド

アサム・アシモフの衣装として

流用されたという話も出てました。

 

それに合わせて

ネオデカイエロー

ムギ・グラフトンの衣装も

作られたのだとか。

 

 

このあと

それぞれが思う 10 YEARS の見どころと

これからリリースされる

『炎神戦隊ゴーオンジャー 10 YEARS GRANDPRIX』

通称『ゴー10[ゴーテン]』についての

話になりました。

 

その際、ゴー10が

10 YEARS AFTER ではなく

10 YEARS GRANDPRIX[グランプリ]

となっている理由として

今までは10年過ぎたあと

11年目のリリースだったけれど

ゴーオンジャーは

ちょうど10年目だからという話が

中野さんから出てました。

 

この話を聞いて

「ゴーオンは AFTER が残っているから

 2回もできるの?」

と奈央ちゃん。

 

それを聞いて菊地さんが

「シンケンジャーも

 GRANDPRIX と AFTER と2回できる」

と言うと、伊藤さんから

「シンケンジャーで GRANDPRIX は

 おかしいだろう」と

ツッコまれる一幕もありました。

 

 

改めて 10 YEARS の見どころについて

奈央ちゃんは

「作品を愛している人が作っている、

 包み込むような愛情で作っているから

 レギュラーとは違った見方もできるし

 戦隊が好きな人もゴーオンが好きな人も

 楽しめるようになっていると思う」

というようなことを話してましたが

終わりの方では何を言っているのか

分からなくなったようで

「ヤーさんに言ってもらおうかな」と

助けを求めてました。( ̄▽ ̄)

 

伊藤さんは

「10年経っても変わらない人たちで

 変わらないけど変わっている何かが

 見どころだ」と言い

「デカ10のあと

 ゴーオンがつないでくれたんだから

 さらにつないでほしいと思う

 キャストもスタッフも

 作品を味わえるシリーズなので、ぜひ」

というような話をしてました。

 

竹田監督は

「10年経っても役者は変わらないけど

 役者としての蓄積もあるし

 それを踏まえて

 10年後のストーリーを作っている

 そこを楽しむのが見どころ」

というようなことを話してました。

 

菊地さんは

「毎年新しいヒーローが生まれるけれど

 10年後が描かれることで

 ちゃんと存在し続けていたことを

 伝えることができる

 大人になってオジさんになっても

 ヒーローとして続いているって

 すごい夢があることだし

 素敵なことだと思う

 それが 10 YEARS AFTER ならではの魅力」

というような話をしてました。

 

この後、告知タイムがあり

奈央ちゃんは

『ヒーローママ★リーグ』や

これもTTFCで配信されている

『山本康平の忍び道』のことを

話してました。

 

それを聞いた中野プロデューサーか

塚田プロデューサーかが

人気があれば第2弾、第3弾もやります

と付け加えてました。

 

そういえば入口で

『ヒーローママ★リーグ』の

フライヤーを配っていましたので

ここでアップしておきましょうか。

 

『ヒーローママ★リーグ』フライヤー

 

菊地さんは

舞台『煙が目にしみる』を告知。

 

伊藤さんは

7月7日に林剛史さんとの

トークイベント「七夕につき」

やることを告知してました。

 

 

このあと

登壇者からそれぞれ一言ずつ

ということになりました。

 

塚田プロデューサーは

拙い司会で申し訳ないと言った後

『風都探偵』第3巻の宣伝をしてました。

 

竹田監督は

今後も 10 YEARS を

続けていきたいと思っていますので

これからも戦隊を愛してください

と話してました。

 

奈央ちゃんは

デカに入ってしまっても

暖かく迎えてくれて

ありがとうございます

これからハリケンの20周年に向け

がんばっていきますので

よろしくお願いします

とのことでした。

 

菊地さんは

戦隊って、やっぱりいいですね

と水野晴郎風に言った後

戦隊ファミリーが

大きくなっていくのは嬉しいです

と話してました。

 

伊藤さんは

デカレンWの企画

諦めてませんので

とのことでした。

 

 

こんな感じで

全体の終了が20:45ごろでした。

 

例によって長文深謝です。

 

久しぶりの

奈央ちゃん関連のイベントで

昔に戻った感じですけど

ちゃんとしたレポになっているのやら。(;´▽`A``

 

ヲ仲間さんがツイートで

いろんな方のレポをリツイートしており

それに眼を通すと

トークの内容はそちらの方が

正確なような気もしてきましたし

雰囲気を伝えるのも上手いですけど

それらと合わせて

全体として雰囲気が伝われば

それでいいかとも思います。

 

まあ、こちらはこちらで

お楽しみいただけたなら幸いです。

 

なお、事実誤認等ありましたら

すべて当方の責任であることを

お断りしておきます。

 

 

奈央ちゃん、

伊藤さん、菊地さん

塚田・中野両プロデューサー

スタッフのみなさん

お疲れさまでした。(^_^)

 

 

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