前回ご紹介の

松本英子の「夢みるシャンソン人形」

at 下北沢 SEED SHIP の映像を

YouTube で観た後

「次の動画」のリストを見ていたら

「フランス ポップス特集

 男と女 夢見るシャンソン人形

 宮川 泰 1997 W-VHS」

というタイトルが

目に入ってきました。

 

何だろうと思って観始めたら

『ときめき夢サウンド』という

NHK総合で放送されていた番組の

「シェリーに口づけ

 〜小粋にフレンチ・ポップスを〜」と題する

フレンチ・ポップス特集の回でした。

 

これがまた

実によろしい回でしたので

ご紹介。

 

 

「次の動画」のタイトルに

1997年とあるので

同年の放送かと思えば

さにあらず。

 

Wikipedia にあがっている

崎谷健次郎の項目によれば

放送年月日は

1996年12月8日のようです。

 

 

MCはデイブ・スペクター&いしだあゆみ。

 

演奏は宮川泰が指揮する

東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団。

 

 

セットリストは以下の通り。

 

01.サーカス「男と女」編曲:前田憲男

02.クレール「夢みるシャンソン人形」編曲:上柴はじめ

03.衛藤利恵「さよならを教えて」編曲:上柴はじめ

04.ポール・モーリア メドレー 編曲:宮川泰

   オリーブの首飾り〜恋はみずいろ〜エーゲ海の真珠

05.クレール「あなたのとりこ」編曲:若松歓

06.石嶺聡子「アイドルを探せ」編曲:若松歓

07.崎谷健次郎「シェリーに口づけ」編曲:若松歓

08.サーカス「愛の歴史」編曲:前田憲男

 

これらの中では

衛藤利恵と石嶺聡子の歌が

聴きごたえがありました。

 

 

ポール・モーリアのメドレーでは

ゴスペルのピアニスト(らしい)

吉弘知鶴子による

チェンバロ演奏が加わってました。

 

ポール・モーリアの

あのサウンドの音は

チェンバロであったかと

うかつにも今ごろ

気づかされた次第です。

 

しかも、使用楽器が

モダン・チェンバロではなく

ウィリアム・ダウドがコピーした

2段鍵盤の

ヒストリカル楽器が使われていて

音色が実にいい。

 

どうして

ゴスペル演奏家のピアニストが

チェンバロを弾いているのか

よく分かりませんけど。( ̄▽ ̄)

 

 

あと、サーカスが歌う

「Mr. サマータイム」は

原曲がミッシェル・フュガンの

「愛の歴史」Une belle histoire

というフランス音楽だそうでして

これは知らなかったので

びっくり。


番組では

フュガンの原曲を歌ったあと

最後は日本語の

「Mr. サマータイム」で

締めてました。

 

 

ところでちなみに

いしだあゆみは

1960年代にテレビで

「夢みるシャンソン人形」を

歌っていたようです。

 

「次の動画」の中で見つけたので

貼り付けておきます。

 

 

まさか、いしだあゆみも

歌っていたとは。

 

今回の番組の

MCをやるだけのことはあった

ということになりましょうか。

(こじつけw)

 


自分の知るかぎり

音盤として

残されていないと思いますけど

こんなふうに

テレビで歌っただけで

音盤になっていないカバーは

たくさんあるんだろうなあ。

 

いろんな意味で

残念なことだと思ったり。

 

 

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