ずいぶんと遅ればせですけど
9月10日(土)17:05から
NHK 総合で放送された
『サンダーバード ARE GO』
第24話「サンダーバードS 発進!」
ようやく観終わりました。


9月10日は
所用があって出かけるので
ライブでは観られないということを
第23話の感想で書きましたが
その後
録画用ハードディスクの調子が悪くなり
録画できなくなったため
(今まで録画したのも観られない……【T^T】)
実家の父に録画を頼み
ディスクに焼いたものを送ってもらい
なんとか観ることができた次第です。

MacBook だと観られなかったんですが
手持ちのポータブルDVDプレイヤーだと
観られたのは幸いでした。

なぜかは分からないけど。f^_^;


以下、ストーリーにふれますので
未見の方はご注意ください。




今回はケーヨが乗るメカである
サンダーバードS号が初登場し
活躍するという
新生シリーズならではの
重要なエピソードでした。

中央航空管制センターの機能が停止し
世界中の空で
着陸できない航空機が
立ち往生してしまう。

(飛行機が立ち往生する
 というのも
 何か変な感じですが
 公式ホームページのあらすじでは
 そういう表現が使われてました)

制御されない航空機が
接触事故や墜落事故などを起こす前に
原因を突き止めるため
また、起こりうる事故に備えて
インターナショナル・レスキューが出動。

管制センターに到着したケーヨは
機能が停止した原因が
フッドの仕業だと知ります。

制御不能になって
空の交通が混乱している間に
新型燃料を奪おうという計画でした。

その新型燃料が
どこに備蓄されているのかは
劇中では語られず
それもあって
空の交通を混乱させることで
奪いやすくなるのかどうか
今ひとつ釈然としませんけど
とにかくそういう計画だったようです。

それを阻止しようとするケーヨと
事故を起こした貨物機を救助する
インターナショナル・レスキューの活躍とが
交互に描かれるというお話でした。


ケーヨは人命救助だけでなく
悪事が進行しているのを知ると
黙って見ていられず
それを阻止しようとする
ある意味、攻撃的なキャラクターです。

それはアバンタイトルの
一連のシークエンスでも
簡潔に描かれてました。

タイトルテーマ後に
犯人逮捕はGDFの仕事で
我々は警察でないのだから
人命救助が優先事項だ
というスコットと
ケーヨとの対立が描かれてました。

スコットとケーヨの
考え方の違いが
本エピソードの要となる
テーマみたいですね。


それにしても
サンダーバードS号って
隠密行動を旨とするメカ
という設定では
なかったかしらん……?

そういうメカに
隠密行動が最も向かないキャラを乗せる
というのは、やっぱり
狙ってるんですかね。


スコットとケーヨの対立は
サンダーバードというシリーズの
根幹に関わるような問題だと思いますが
今後、追究されていくんでしょうか。

スコットの見解も
分からなくはないんですが
そういうルールだからというだけで
そのルールの根拠が明確に示されないため
視聴者、特に小さいお友だちは
ケーヨ同様
納得がいかないのではないか
と思ったり。

スコットのことだから
パパがそう決めたから、なんて
言い兼ねない気もしますし(苦笑)

そういう問題を
主たる視聴者の子どもたちに
どう納得させていくのか
それともスルーしたまま終わるのか
ちょっと気になるところです。

楽しみでもありますが。(^_^)


フッドとケーヨは
伯父姪の関係にあたりますが
だからなのか
最後にフッドが
ケーヨを救うような行動に出ましたね。

フッドとケーヨの関係を知らないスコットが
それを不思議がってましたけど
視聴していた自分は
フッドというキャラクターのありようを思うと
やや不自然な感じが拭えませんでした。


サンダーバードS号
(Sはシャドウの頭文字)は
日本人クリエイターによるデザイン。

旧シリーズにはないメカなので
今回の発進シーンは
まさに新時代のオリジナル。

その発進シーンは
普通っぽかったですけど
中央航空管制センターに到着して
レーダーの脚部(?)へ
まるで虫が止まるように
着陸(?)する描写は
なんだか不思議な感じでした。

あんな動きって
リアルなのかしら?
と野暮なことを考えたり。( ̄▽ ̄)

他のメカがリアル志向なだけに
ちょっと浮いているというか
異色な印象です。


オープニングでは
コックピット部分がモーターバイクとして
本体と分離して標的を追う
なんて活躍も見せてましたが
これなんかも
今どき風というか
アニメ風な感じですね。

もちろん意識的な演出というか
設定なんでしょうけど。


今回は
久しぶりにEOS(イーオス)が登場。
ジョンとともに
管制センターが復活するまで
管制作業の代わりを果たしてました。

面白かったのは
墜落しそうな貨物機に乗り込む際
スコットがジョンに
システムに浸入してハッチを開けてくれ
と言った時
フライト中の飛行機の
システムに浸入するのは
違法行為だから……と
あのイーオスが言うシーン。

言い終わらないうちに
すぐにジョンがハッキングして
ハッチを開けちゃいましたが(笑)

「人間って(ため息)」
とか思ってるだろうな
と想像して、笑えました。

今回は、これに限らず
テンポの速い展開の要所要所に
ユーモア溢れるというか
アメリカンなジョークが
横溢しているのも
観ていて楽しかったです。


次回の放送は10月1日だと
テロップが出てました。

その日はたぶん
自宅にいられると思うので
ライブで観ることができそうです。


何はともあれ
サンダーバードS号という
今シリーズの目玉の初登場回を
観逃さずにすんで幸いでした。



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