『香り豊かなひととき』
(KING RECORDS KICP-1000、2004.6.2)

サブタイトルの
「ザ・コレクション・オブ・ネスカフェ・CM」
からも分かる通り
ネスカフェのCMで使われた
楽曲を集めた企画盤です。

前回の記事で書いた
旧企画盤が、本盤ですね。

トータルタイムは37分で
明らかに新企画盤よりも短い。
(新盤は50分)

おまけに
伊集香代子が歌う
「DABADA」のオリジナル
「めざめ」が入っていない
ということで
Amazon のコメントでも
叩かれている1枚です。


それをなぜ買ったのかといえば
本盤でしか聴けない曲が
入っているから。


「DABADA」なら
サンディーと
東京スカパラダイスオーケストラの
演奏が聴けるのは
こちらだけ。

ちなみに Wikipedia によれば
『ルパン三世』のエンディング・テーマ
「ラブ・スコール」を歌う
サンドラ・ホーンと同一人物の由。

それにも驚きましたが
映画『ナイル殺人事件』
イメージ・ソング
「ミステリー・ナイル」を
歌っている人だと知って
さらにびっくり。


あと
新盤に入っている
Baby Boo が歌う「つづく幸せ」の
沢田研二による
オリジナルが聴けるのは
(沢田のアルバム以外では)
こちらだけ。


本盤だけの曲では他に
錦織健が歌った
ヴェルディのオペラ『ナブッコ』から
「行け! 我が思いよ」というのが
収められています。

まずこちらが使われたあと
錦織版の「DABADA」が
録音されたようですね。

ライナーには
錦織が歌う
プッチーニの『トゥーランドット』から
「誰も寝てはならぬ」が
使われたと書いてありますけど
これってやっぱり
コーヒーのCMだからでしょうか(笑)


残りはすべて
新盤の方で聴けますし
やっぱり伊集香代子の歌唱を
収録している説得力には
かなわないかなあ
という気はします。


ライナーでは
フードコーディネーターで
エッセイストでもあるらしい
九鐘ナオミのエッセイが
収録されています。

自分は
この手の世界にはうといので
九鐘ナオミって誰?
てなもんですが
エッセイの内容自体は
なかなか良かったです。


あとライナーで
「DABADA」の作曲者
八木正生について
少し詳しく紹介しているのも
ありがたいと思いました。

Wikipedia
もっと詳しい記事が
ありましたけど。( ̄▽ ̄)


伊集バージョンが未収録とはいえ
忙しい朝の時間に
コーヒーを飲みながら聴くとしたら
30分程度のこちらの盤が
ちょうどいいかも知れませんね。

ほんと
『人間みな兄弟〜夜がくる』みたいな、
「DABADA」だけを集めたCDを
作ってくれないかなあ。


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