4月3日(金)は
『劇場版ウルトラマンギンガS』を観て
帰ってきたあとは
25:23から
テレビ東京で放送された
『牙狼〈GARO〉-GOLD STORM- 翔』
初回放送を観ました。

正確なタイトルは
「『牙狼〈GARO〉-GOLD STORM- 翔』
 特別編
 巻き起こせ! 金色の嵐スペシャル」
となります。


先日、映画の日に観てきた映画は
次回から始まるテレビ版の
プロローグに当たり
新シリーズのレギュラーとなる
リュメ、D・リンゴ夫妻との
出会いを描いたエピソードでも
あったわけです。

そういうことを知らずに
観にいったのですが
テレビ版の前に観といて幸いでした。


番組の流れは以下の通り。


まずは
「GARO最新TVシリーズを徹底解剖」
と題して
新シリーズの映像だけでなく
前シリーズの映像や映画の映像も
一部、紹介されました。

新シリーズのキャラクター紹介の他
メイキングの一部や
栗山航と南里美希が
各々、新シリーズについて語る
コメント映像を始めとして
映画の出演者からは
柄本明、2700(八十島弘行、ツネ)、
松村邦洋がコメントを寄せ
また、新シリーズからは
ルー大柴、未唯 mie、松村雄基、やべきょうすけ、
肥後克広(ダチョウ倶楽部)、アジャコング、鼠先輩、
今野浩喜(キングオブコメディ)、船木誠勝、
片桐仁(ラーメンズ)、萩原流行、下條アトムらが
コメントを寄せる映像が流れました。

思うに、ルー大柴以下の人たちは
ホラーになる人たちではないか知らん。


そのあと
雨宮慶太×泉谷しげる特別対談が
流れましたが
泉谷が「銀残し」にふれると
よくぞそれを言ってくれた
と監督が嬉しそうだったのが
印象に残りました。

銀残しというのは
出てきたテロップの説明によると
「フィルムの現像手法の1つで
 映像の暗部が暗くなり
 画面のコントラストが強く表現される」
ものだそうです。

人物(の色調?)が絵画調になるので
女性が綺麗に見えるのだと
対談で説明されてました。


最後は、新シリーズの
エンディング・テーマを歌う
謎の女性ボーカルユニット
「魔戒歌劇団」がフィーチャーされました。

レコーディング風景が映ったあと
冴島鋼牙のシリーズで
魔戒法師REKKA(レッカ)を演じた松山メアリ
今回の新シリーズで
魔戒法師RYUME(リュメ)を演じる桑江咲菜
D・リンゴのパートナー
YUKIHIME(ユキヒメ)を演じる黒木桃子
そして、アニメ版牙狼で主人公の母親
ANNA(アンナ)を演じた大関英里という、
歴代シリーズに出演してきた
4人によるユニットだと
説明されてました。

レコーディング風景、PV撮影風景のあと
ユニット・メンバーの
松山メアリと桑江咲菜から
コメントが出されたあと
エンディング曲である
「PRAYERS」のPVが流れ
そのままエンディング・テロップが入って
番組が終了。


いよいよ今週金曜日から本編スタート。

新シリーズは
莉杏が出ずっぱりなので
楽しみです。


ついでといっては何ですが
映画を観て思ったことを
以下に書いておきます

未見の方はご注意ください。




ラスト・バトルは
眼前の敵が
より大きい敵に飲み込まれて一体化するも
ヒーローの語りかけに答えて意識を取り戻し
飲み込んだ方の敵に隙が生じて倒される
という展開でしたが
これが
『スーパー・ヒーロー大戦GP
仮面ライダー3号』と同じだったのは
たいへん興味深いです。

自分は雨宮監督作品を
熱心に追いかけている人間では
ありませんが
敵に吸収されるパターンは
例えば『仮面ライダーZO』にも出てきたし
『仮面ライダーJ』でも
フォッグ・マザーに取り込まれそうになる
というシークエンスがありましたので
自分が観たかぎりでの雨宮作品では
割と頻出するパターンです。

その意味では
今回の劇場版牙狼に出てくるだけなら
お約束、と感じる程度だったでしょうが
『仮面ライダー3号』まで同じ展開となると
これはある意味
時代の無意識の反映なのではないか
と思ってしまうわけです。

それは、先に
プリキュアオールスターズの感想でも書いた
「どんな悪にも良心がある」的な認識、
そう思いたいという願い
ではないかとか思ったりするのですが
どうでしょうね。


映画で印象的だったのは
今回の特別編でも
その一部が映ってましたが
オープニングの
流牙と莉杏の連携攻撃。

莉杏が撃つ銃に
何だか分からないけど
妖精のようなものが
重ね合わされている映像は
『衝撃ゴウライガン!!』を連想させたり。

映画の最終戦では
お経がBGMとして流れるのですが
そういう演出も
『ゴウライガン』を連想させます。

パンフに載っている監督の言によれば
『ゼイラム』の時にやったそうですけど
『ゼイラム』、観てないので。f^_^;


あと、これも莉杏がらみですけど
あることをきっかけに
人間を守ることに疑いを持った結果
ひったくりをボコボコに殴る
というシーンがあり
ちょっと印象に残りました。

テレビ・シリーズの方で
その迷いを引きずるのかどうか
気になるところです。


ちなみに相手に馬乗りになり
ボコボコに殴って
それ以上やると死んでしまうぞ
と諌められてやめるというカットは
実は『仮面ライダー3号』にもありました。

違う作品なのに同じカットが出てくる
(もっとも殴る側の性別は異なりますが)
というのは、何とも不思議なことで
これも時代が求める
無意識の欲望の現われなのかもしれません。

とかいって、どういう欲望の現われなのか
何も思いついてないんですけど(苦笑)


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