$圏外の日乘-『Set me Free』
(CD RECORDS CDCD-001、1995.8.5)

宍戸留美のインディーズ第1弾。

このCDはウチにありました。


前にも書いたように
『ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・
 シ・シ・ド・ル・ミ』

知らないでしょうと言われて
新宿のタワレコなんかを回ったとき
ないならこれを買っときましょうか
と思って購入した1枚でした。

そしたら全8曲入り
Total time 32分の
ミニアルバムだったんですが
今回、久しぶりに聴き直して
ああ、これはおんぷちゃんの声だ~
と、当時、思ったことを
思い出しました。

特に2曲目の「ゴキゲンな彼」や
4曲目の「最後の丘」
6曲目の「COKKIE KISS」は
瀬川おんぷの声そのものに聴こえます。

5曲目の「1990~ALL THE YOUNG NERDS~」
7曲目の「Puppy Tree」も、近いっ!

『おジャ魔女どれみ』の放送が始まるのは
1999年の2月からなので
明らかに遠近法的倒錯って
やつなんですが……(苦笑)

それも、おんぷちゃんの声が
宍戸留美の素の声か
それに近いのかとも思ったり。
(ま、ヲタクの妄想でしょうがw)


タイトルを訳すと
「私を自由にして」ですから
あまり、おんぷちゃんおんぷちゃんと
いわない方がいいのかもしれませんけど。


『ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・
 シ・シ・ド・ル・ミ』を知ってしまった
今となっては
あの時のような
ファンキーな感じがなくなったのは
物足りないかもなあ。

曲名自体には
「1990~ALL THE YOUNG NERDS~
 すべての若きオタクども」
なんていう
挑発的な副題がついたのもありますが。
(でも、歌詞の内容自体は、まともですw)

そういえば、ジャケも挑発的かも。
(ジャケだけなんですけどねw)


ちなみに、作曲・編曲に
『プンスカ』にも参加していた
上田禎が再び参加しており
「ゴキゲンな彼」では
アコギも担当しています。

そして、6曲目と7曲目は
宍戸留美が歌詞を書いています。


なお、このアルバムがきっかけで
『ニューヨークタイムズ』の
日本人アーティスト10名に
選抜されたようです。

向こうの Wikipedia の記事によりますと
『ニューヨークタイムズ』の
ニール・シュトラウスが
デビー・ギブソン Debbie Gibson
およびリズ・フェア Liz Phair と比較しつつ
"a ripe melodic voice" と評した
と紹介されています。

ripe は「円熟の」という意味です。

元記事は1995年9月21日付のもので
こちら↓で読めます。

http://www.nytimes.com/1995/09/21/arts/the-pop-life-014995.html

日本人アーティスト10名って
どういう基準なのかなあ
と思ってましたが
記事の前文によれば
あなたの地元のレコード店の
輸入品の棚に置く価値のある、
置けば光る棚になる日本のCD10選
という感じでしょうか。

デボラ・ギブソンも
リズ・フェアも聴いたことがないので
何ともいえませんし
ニール・シュトラウスがあげている
日本のグループには
よく知らないのもあるんですが
(てか、ほとんど知らないw)
とにかくまあ、
誉められてるんですかね(苦笑)

知らずに、
すごいもん買ってたんだなー、
自分。( ̄▽ ̄)


今はダウンロード版が
販売されているようです。

興味のある方は
そちらで聴いてみてください。