$圏外の日乘-『このミステリーがすごい! 2013年版』
(宝島社、2012年12月22日発行)

通称『このミス』です。

奥付は22日ですが
先日、書店で見かけました。


国内編の第1位は『64』です。
第2位の『ソロモンの偽証』に
100票以上の差をつけて
ぶっちぎりという感じ。
第3位は月村了衛の
『機龍警察/暗黒市場』がランクイン。

これまでのベストテンにランクインしてた
『幽女の如く怨むもの』は第4位、
『カラマーゾフの妹』が第7位、
『キングを探せ』が第8位、
『鬼面館の殺人』が第9位と
珍しく(?)本格系が健闘している印象です。

というわけで持ってる本が6冊、
既読は2冊でした……( ̄▽ ̄)


海外編の第1位は『解錠師』
以下、デイヴィッド・ピース、
スコット・トゥローと続きます。

ジェフリー・ディーヴァーの
『バーニング・ワイヤー』は第8位。
『追撃の森』
ぐっと下がって第20位でした。

そして、こちらでも紹介した
ローレンス・ブロック『償いの報酬』
第10位にランクインしてます。

ローレンス・ブロックに関しては
翻訳者の田口俊樹と伊坂幸太郎との
座談会の記事も載っていて
ちょっとびっくりだったり嬉しかったり。

海外の方は持ってる本が9冊でしたが
既読は4冊でした。
これは海外ミステリ好きとしては
少ないかも。がんばろう。


それにしても
『週刊文春』のベスト10
対抗して生まれた『このミス』でしたが
内外とも、同じ作品が1位になるというのは
近年の傾向とはいえ、興味深いですね。


その他の記事は
まだ全部目を通してませんが
「人気作家56名が集結」した
「私の隠し玉(新作情報)」
&「2012年のNo.1(特別エッセイ)」を
パラパラと見てたら
アニメを推してる人が何人かいて
ちょっと面白かったです。

あと、
スコット・トゥロー(23年ぶり)
ローレンス・ブロック(6年ぶり)
横山秀夫(10年ぶり)など
久しぶりに新館・新訳が出た作家の
小説のキャラクターを登場させた
「お久しぶり! 架空座談会」、
その最後に出てくる某キャラクターの台詞は
重箱の隅の老人ほどのマニアでないと
笑えないのではないかしらん(苦笑)

自分は、「老」書生だけに
大笑いしましたけど(自慢かよ! Σ\( ̄ー ̄;)