$圏外の日乘-DVD『究極超人あ~る』
(バンダイビジュアル BCBA-3978、2010.12.22)

1991年にヴィデオや
レーザーディスクで出たもの
要するにOVAが
2001年にDVD化され
さらに2年前に
「EMOTION the Best」シリーズの
ひとつとして出たものの
廉価版です。


ストーリーは、原作を知らないと
書いてもしょうがないというか、
人物関係や作品背景の説明に
字数を取られそうなので
省略します(^^ゞ


昔、初めて観たとき
長いな~というのが正直な感想でした。

今回、観直すと
それほど長いとは思いませんでしたが
やっぱりちょっと
途中ダレるかな、とも思ったり。

小ネタを次から次へと繰り出す構成なので
飽きちゃうというところが
なきにしもあらず。

その小ネタに、
すべてかどうかは知りませんが
海外ドラマや国内特撮などの
元ネタがあるようで
そういうことを知っている人を
前提にして作られているため
知らないと面白さが半減する感じを受けます。


絵も、現在の目からすれば
今イチなところもありますが
まあ、それは好みもあるでしょうし
しょうがないですね(苦笑)


ちなみに劇中でR・田中一郎が
「十年一日のごとし」を
「いちにちのごとし」と言ってますが
「いちじつのごとし」の間違い
というか、「いちじつ」が慣用でしょう。

もっともRの台詞なんで
わざと間違えてるのかもしれませんが。


やっぱり劇中で大戸島さんごが
「飯田線はアバウトだから」
スタンプを押す余裕はあるよ
みたいなこと言ってますが、
先日、自分が乗った時
車掌が降りて乗客の改札を切ってました。

その手の描写はアニメの方には
いっさいありませんでしたけど、
1990年代当時も、車掌がいちいち降りて
改札してたのかしらん?

ドア・ボタンの描写もなかったなあ。


それはともかく、今回、DVDを観て
先日、自分が乗った時の
飯田線のルートは
光画部とちょうど進行方向が逆だった
ということが分かりました(苦笑)

先日、我々は(我々?)
飯田駅で宿をとったわけですが、
光画部は飯田から
伊那市に向かっておりました。
(上り? 下り?)

飯田の駅舎、撮っとけばよかった(苦笑)

ただ、飯工のある「もとぜんこうじ」も
伊那上郷駅のシーンに描かれている
駅名標に出てきました(^_^)v

下の写真は、このあいだ行ったとき撮った
元善光寺の駅名標です。
当時とはずいぶんデザインが変わりましたが
次の駅が伊那上郷であることは変わりません。

$圏外の日乘-元善光寺・駅名標

だから、わずかな区間とはいえ
アニメと同じルートを
乗ったことは乗ったんだよなあ。

田切駅も通り過ぎてるはずです。
ぜ~んぜん、意識してなかったけど(苦笑)

DVDで予習できてれば、
通過駅で受ける感銘も
変わってたでしょうに……(遠い目)


DVDには本編の他に
メイキングにあたる「うちわ・うけ」、
ビデオ上映&コンサートツアー
「ザ・夏祭り」の模様を紹介する
「特別附録 真夏のピンぼけ/
 究極超人あ~る
 SPECIAL せみ DOCUMENTARY
 あとのまつり」、
川村万梨阿&青野武のナレーション、
笠原弘子&冨永みーなの
ロケ地巡礼映像による
「『究極超人あ~る』番外編
 光画部旅行マニュアル」、
そして、TV-CF 4種類と
ザ・夏祭り 店頭用プロモーションビデオが
特典映像として収録されています。

「うちわ・うけ」では
アフレコ風景や
スタッフや声優さんたちの
コメントが見られますが
その中には、OVAには出番のない
春風亭柳昇師匠も含まれておりまして
監督の知吹愛弓が師匠の次男だったという
衝撃の事実が明かされてます(藁

「真夏のピンぼけ」では
動いて歌う笠原弘子や山本正之が
見られますよん。

1991年当時のイベントは
たぶん今やっても同じ内容になるだろうなあ
という感じのイベントなのが、何とも……

あのころから
な~んも変わってないのか
と思って観てると、
何ともいえぬ感慨に
ふけることが出来ませう(苦笑)