昨日は、『生男 ch 』のレポを書き上げてから
代官山にあるライブハウス
「晴れたら空に豆まいて」で開かれた
ライブ公演「星の森へようこそ」に
行ってきました。

前田知香さんが出演されるからです。

$圏外の日乘-晴れ豆 看板

前回は不覚にも遅刻してしまいましたが、
今回はばっちり、開場の10分前に現着。

知香さんはトリだったんだけれども(^o^;


最初のステージは
新潟からこの春に上京してきたという
酒井杏さん。

アコギの弾き語りに
キーボードのサポートがついて5曲を披露。
(内、2曲はキーボード伴奏のみ)

抜けるような歌声が印象的でした。


2人目はヒグチアイさん。
本人自身のピアノに
ギター、ベース、ドラムが加わった
バンドスタイルでの演奏で6曲を披露。

全曲フルでバンド演奏というわけでもなく、
ピアノの弾き語りで始まり
2コーラス目からバンド演奏が加わるとか、
ピアノの弾き語りとドラムで始まり
2コーラス目からギターとベースが加わるとか、
アレンジにバラエティがありました。

個人的にはピアノの弾き語りのみのパートが
(あるいはドラムでリズムを取ってるのみのパートが)
歌詞もよく聴き取れたし、好みです。

バンドスタイルの時は、
インスト部分のピアノの演奏が、
ポップな感じで見事でした。

ピアノ弾き語りのみで
歌詞もじっくり聴かせる演奏を
見てみたいと思ったことでした。


3人目のアーティストはみょんさん。
ピアノの弾き語りで5曲を披露。

4曲目の「夏の記憶」は、
ご本人はさわやかなつもりで作った曲なのに
昼ドラみたいな曲だという
感想をもらったことがあるそうで、
確かにピアノの感じが
メロドラマチックな印象を受けますね(藁

5曲目の「あなたへ」は
最後のピアノの終止が、ちょっと面白かったです。


4人目はほしばかなえさん。
やはりピアノの弾き語りで5曲を披露。

「晴れ豆」でもらった
8月の予定を書いたフライヤーには
「干場かなえ」となっていますが、
かつてこの名前で活動されていたそうです。

3曲目が、古典の「浜辺の歌」で、
互助会のCMで流れたものだそうです。
3番まで歌ってましたが、
藍川由美によれば、3番・4番は
雑誌に載った時、作詞者に無断で
付け加えられたものなので、
作詞者自身は自分の作とは認めてないそうです。

5曲目の「Life is Smile」もCMソングで、
子供服のブランド
アンパンマン キッズコレクションの
CMのために書いたものだとか。

アンパンマン絡みの曲だから
陽気なのかと思ってたら、
しっとりと聴かせる歌でした。

ピアノの弾き語りが2人続いたので
どうしても比較してしまうのですが、
みゅんさんの演奏より一層
リリカルな感じがしましたが、それは
ほしばさんの声質とも関係あるかもしれません。

ちなみに今回のステージで、ブレスまで聴こえて
それがいい感じを出してるなあと思ったのは
酒井さんとほしばさんの演奏でした。


さて、トリはいよいよ知香さんです。

おなじみのギター・サポート
鈴木岳人さんに加え、
今回は栗林悟さんが
ピアノでサポートに入りました。

セットリストは以下の通り。

01.華の囁き
02.雨、心っ足らず
03.弱虫
04.ポジティブタイムキーパー
05.BIG SMILE

最初にタンブリンを持って知香さんが登場。
タンブリンを椅子に置いて、
「華の囁き」を披露。
こちらはカラオケをバックに
ハンドマイクでの歌唱でした。

久しぶりに聴いて懐かしかったですが、
途中の感想部に
スキャットが入るアレンジは
初めてかも。

歌唱後、栗林さんと岳人さんをコール。

香川県出身で、今は東京で活動している
という自己紹介の後
「昨日もちょうど24時間テレビの
 チャリティ・ライブが香川の方であって
 今日の朝帰ってきました。
 香川でも歌えて東京でも歌えるなんて
 幸せなことやなと思ってます」
と話して、当日の天気にふれ、
梅雨の時期に作った歌を歌わせてもらいます
と言って「雨、心っ足らず」に。

岳人さんのコーラスが入るバージョンですが、
ピアノが加わったこともあるのか
ギターはコード進行に近い演奏でした。
代わりにピアノの方は
普通の伴奏より即興に近い感じで、
(雨が降るのを模倣するかのような箇所もありました)
ピアノ・バー(?)か何かにいるみたいな気がされて
これ、なかなか良かったです。

歌唱後に椅子に座って
「香川の方から出てきて、もう8年で、
 歌を歌い始めてからは10年経ったんですけど、
 24時間テレビに出るのは
 2005年ぐらいから
 ずっと香川で出させてもらってて、
 スタッフさんもずっと同じ方なんですけれども、
 今、27歳なんですけれども、すごく
 『ああ、もう27歳なんだね』とか言われて(笑)
 『はい、そうなんですー』って話を
 してたんですけど、
 もう歌い始めた時から知ってくれてる方が多くて」
と話してから、17歳の時に行っていた
ボーカル&ダンス・スクールで出会った娘(こ)と
2年ほどユニットで活動していたこと、
その娘と出会ったからこそ今の自分がある
という、おなじみの話題の後
「弱虫」に入りました。

最初、ピアノ伴奏のみで
途中からギターが加わるアレンジでした。

このとき、ピアノの音出しの後の
歌い出しのタイミングが合わず
冒頭の歌詞が切れたのが残念。

ただ、以前の [36°5] の時と違って、
苦笑してもう1回とサポーターに話して
やり直すという入り方でなく
歌詞が切れたまま歌に入ったのは
それはそれなりに良かったか、と。

歌唱後に立って、スタンドにマイクをセット。
「ここで雰囲気がガラッと変わるんですけど」
と言い、例の間の手講座をやって(苦笑)
「ポジティブタイムキーパー」に入りました。

このとき、知香さんはタンブリンを手に取り
手拍子のリズムを刻んでました。

「なんやこりゃという(笑)
 ちょっとこの雰囲気はどんなんやという声も
 多々あったんですけど
 あたしがどうしてもやりたくてですね(笑)
 やらせていただきました。
 ありがとうございます」
と歌ったあとに話してました。

どんなんやという声が多々あったのも
分からないではないですが、
まあ、これはご本人の性格的なもんでしょう(藁

ただ、「せーのっ」「ここもっ」とコールすると
はしゃぎすぎの感じを受ける人がいるというのも
分からないではないです。
せっかくの栗林さんのサポートですし、
ピアノの「タンタンタタタン」という和音をカットし
コール&レスポンス抜きで演奏しても
面白かったかもしれませんね。

最後に、ソックモンキーの由来や
福祉施設で出会ったダウン症の女の子の話をして
「私はいつも曲はピアノで作るんですけど
 それをこの栗林悟さんが
 すごくいいアレンジにしてくれました。
 みんなの未来のために歌います」
と話して曲に入りました。

今回の「BIG SMILE」、
ピアノによる分散和音風の演奏も印象的でしたが、
ストリングスやパーカッション、
コーラスや野鳥の鳴き声(?)なども加わり、
全体的に壮大な楽曲に変わっていました。

そのためか、爪弾き程度の演奏だったせいか、
ギターの音がまったく聴こえませんでしたが……。

あと、以前聴いた時よりも
テンポが少し速かったかな。


以上で当日のライブは終了。
例によって長文、深謝です。

知香さん、岳人さん、栗林さん、
対バンのみなさん、スタッフのみなさん、
お疲れさまでした。