先日、仕事で行った藤沢
BOOK-OFFで見つけました。

$圏外の日乘-アトムポケット人物館/ジャンヌ・ダルク
(講談社・コミックス、2001年2月20日発行)

「講談社学習コミック アトムポケット人物館」
というシリーズの7巻目。

初刊時、オビ付きだったようです……。

作・画は岸田恋
http://aquila.cool.ne.jp/
監修は、前に紹介した高山一彦です。

岸田恋は、伝記系のコミックや
文芸作品のコミカライズが
仕事の中心のようですね。
オリジナルの西洋歴史ものも
書かれているようですが、
コミック化されてないようです。


前にも書きましたが、
自分はジャンヌの生涯より
火刑後、列聖されるまでの経緯に
関心がありましたので、
その伝記については
だいたいのところしか知りません。

だからでしょうか、
この本を読んでいて、
おやおやこんなことがあったのか、
おやおやこんなことがいわれているのか、
という箇所が少なからずありました。

特に意外だったのは、
包囲戦に初めて大砲を効果的に使用したのが
ジャンヌだといわれているという説明。

その他、
「アトムと博士のQ&A」というコラムにも、
なるほど~、な感じの記事があり、
子ども向けとはいえ、
なかなか啓発される本でした。


冒頭の導入部では、アトムたち一行
(アトムとウラン、お茶の水博士、ヒゲオヤジ)
が、ジャンヌの映画を観た帰りになってます。

本が出た時期からすると、
ジャック・リヴェット監督の
『ジャンヌ』(1994)か
リュック・ベッソン監督の
『ジャンヌ・ダルク』(1999)の
いずれかでしょう。

観てみないと判断がつきませんが、
ジャック・リヴェットの映画は
確かまだ、DVDになってないんですよね~。
残念!


カバー袖の監修者の言葉には
オルレアンにあるジャンヌ・ダルク研究センターに
「史実にかなり忠実な作品として」
同センターの書棚を飾るだろうと書かれています。

想像するだに、すごいことです。