虎丸古墳群2(東かがわ市大内)2021年12月21日
虎丸古墳群は、香川県東かがわ市大内に位置する遺跡群です。
公園案内所で伺ったため池沿いの尾根筋の入り口には浄水施設があり、緩やかな坂道を進めば墓地が見えてくる。ここにも何の案内もないが、この一帯が古墳群なのかもしれない。
このエリアは縄文時代後期から弥生時代、古墳時代の遺跡や古墳が発見されており、古代の遺跡や古墳が集まっています。
年末なのに繁みの中は蒸し暑く、しっとりと汗がにじみます。
夏になると虫はどんな気分になる?
さて、尾根筋を辿れば標高417ⅿの虎丸山に至り、標高346ⅿの本宮山271ⅿの那智山とともに水主三山と呼ばれ、紀伊熊野三山に見立てられ、信仰の山として地元住民に親しまれています。 また、本宮山山頂にある高さ7m、周囲12mの謎の巨石「くじら岩」も注目されています。このくじら岩は、古代の祭祀場所だったのか、海洋民族が雨乞いをしていた場所だったのか、その謎は今も解明されていないという。
水主(みずし)の里は古くから農耕が行われていて、特に良質の水で栽培される「水主米」はブランド米としても有名です。香川県
内でも田植え、稲刈りが早い地域。なかでも本物の水主米と言われるものは多くの流通はなく、極々わずかな範囲とされています。
このように歴史的な遺跡や謎めいた巨石が、地域の文化や歴史を
豊かに彩っています。