(リマスター)ロック自叙伝 その22 FREE2 | ロック古典主義

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 (リマスター版)

 ロック自叙伝22

 

  
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あの有名なリフが鳴り響いた。

  rockandrollpicsandthings | Paul kossoff, Guitarist photography, Blues ...

 ポール・コゾフの印象的なパワーコードのカッティングリフと

サイモン・カークのタイトなバックビートが刻まれる。     

  free band on Tumblr

 「”All Right Now”」とアンジーが叫ぶ。つられて辺りは総立ちになる。

  Woman Balancing on Man's Feet[20025133266]| 写真素材・ストックフォト・画像・イラスト素材|アマナイメージズ

 突然、隣にいた背の高い男が彼女を肩車した。

アンジーは身をよじり抵抗するが放してくれない。小さなアンジーはそのまま男の肩で揺れていた。

   About The Band - Free - The Official Website

 間奏に入る前のカークのマーチングスネアとアンディのリフがかっこいい!

 最後は”All Right Now”の大合唱となりFreeが終わった。

 

 午前中の二つのバンドは音楽的には似ているようでも比較はできない。いえるとすればFreeがロンドンのバンドでGilsはデトロイトのバンドだと言う事だけだ。

   Luigi Paulino Alfredo Francesco Antonio Balassoni (Louie Bellson ...

 ふと俺はこんなことを考えた。

 ブルーズとR&Bなどの黒人音楽を母体に白人のロカビリーを揺りかごにロックンロールは出現したといわれるが、ロックになるにはジャズのエッセンスが不可欠だ。と

  Charlie Watts in 2020 | Charlie watts, Classic rock, Rolling stones

 子供のころTVで見たクレージーキャッツのお笑い番組で、よくは解らないが彼らはジャズ的な演奏をしていたような気がする。60年代の「ハナ肇とクレージーキャッツ」〜①TV・映画編 | 1970年生まれ 男のロマンBlog

 それを聴いた俺は適当にやっているように見える音楽にどういうことなの引きつけられていた。

オープニング 日7inch ベンチャーズ 蜜の味 kenhsuckhoe.vn

 その後、TVを席巻するGSにはどこか違和感を覚えた。

そこにはR&BとR&Rの要素しかなくジャズの欠片もなかった。

 もちろんジャズプレーヤーがアルバイトで参加していたはずだがジャズは押し隠していた。

   「John Bonham」のアイデア 46 件 | ジョンボーナム, ツェッペリン, レッドツェッペリン

 一方でロックには多くのジャズプレーヤーが進出する。マイルスデイビス に対する画像結果 

            マイルスデイビス に対する画像結果      

 彼らはジャズの地平にロックを見ていたのであり、自ずとエッセンスが滲み出た。