ロック自叙伝 その160 1971 Chicago42 | ロック古典主義

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 ロック自叙伝 その160

 

 Am G F# F E   「長い夜や!」最初のギターリフで叫んだ。 

 Am G F# F E x3 ホールは一気に総立ちになった。 

        terry kath 1970 に対する画像結果

 "25 or 6 to 4"は、有名な半音下がりのパワーコードに続いて、アフタービートの効いたドラムが入り、タムフィルインからホーンのテーマフレーズで始まるハードメタル。 

      Danny Seraphine に対する画像結果

 史上最強のイントロはピーターセテラのボーカルをいざなう。 下降する9和音パターンで、通常は7小節にわたってパワーコードとして演奏され、対照的にボーカルラインは上昇していく。 

           peter cetera 1970 に対する画像結果

 俺はテリーキャスが作曲したと思っていたが、作者はキーボード奏者のロバートラム。この曲も"Beginnings"と同様に1E弦のない

5弦ギターで書いたらしい。

 シカゴの印象的なギターリフがキーボード奏者から編み出されているのが面白い。 

         robert lamm  1972 に対する画像結果

 オリジナルのレコーディングでは、テリーキャスによるワウワウペダルを駆使したギターソロとエオリアンモードのリードボーカルラインが特徴になっている。 

 ピーターセテラはこのボーカルで「voice of Chicago」とよばれるようになった。いつも彼はベースを指で弾いているのに、今夜はピックを使っている。 

       peter cetera 1970 に対する画像結果  

 アルバム「Chicago」は1970年1月にリリースされ、この曲は

6月にほとんどのギターソロを編集カットされて、シングルとして

リリースされ、瞬く間に全米4位に駆け上った。

 これは、米国でトップ5に到達したバンドの最初の曲になった。

するとアルバムもつられて4位にランクインした。