古墳巡礼・中四国編 4 富田茶臼山古墳 | ロック古典主義

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  富田茶臼山古墳(香川県さぬき市)2022年5月26日

 

 梅雨入り前の隙間を捉え、讃岐山脈を越えて四国最大の前方後円墳へ最新の古墳巡礼です。

後円部東端に150段ほどの石段が墳頂まで延び、鳥居を過ぎると弥勒菩薩が祀られています。 

  富田茶臼山古墳 香川県 に対する画像結果  富田茶臼山古墳 香川県 に対する画像結果          

香川県東部、長尾平野東縁の低丘陵縁部に築造された大型前方後円墳です。全長139m、

後円部径91m・高さ15.7m、前方部幅77m・高さ11.8m、3段築成で葺石・埴輪・周濠

を備え5世紀前半(古墳時代中期前半)頃の築造と推定されています。

富田茶臼山古墳 香川県 に対する画像結果富田茶臼山古墳 香川県 に対する画像結果 

ここでは前期古墳の地域色も薄れて畿内色を強めており、ヤマト王権から支援を受けた

一方で王権への系列化が進んだ様相を示すとともに被葬者が東讃地域を基盤として更に

は南海道一帯へ強い勢力を有していたと考えられています。           富田茶臼山古墳 香川県 に対する画像結果 

後円部に立つと長尾平野を一望でき、弘法大師ゆかりの五剣山や、高松平野との結節点

に聳える白山を遠望することができ往時の栄華がしのばれます。