高校生!ブレイクダンス奮闘記③ | 若者たちは、五度死ぬ。

若者たちは、五度死ぬ。

The Underground Youth

だから

イケヤです!


前回では、
文化祭で行うムーブ中に
パワームーブを戦略的に取り入れないことを決断した。
パワームーブ習得にかかる時間を

・身体全体を意識した、音の取り方。
・20分の舞台でお客さんが、飽きない舞台構成の考案(曲構成とか)
・ライティング
・仲間の募集
・舞台全体を使う踊り方


に費やした。

仲間を募集した結果、
最強の助っ人をゲットした!!


どうやって募集したかというと、
具体的には、
掲示板に張り紙をした。とか、
暇そうなやつを誘った。とか、
興味があるやつならだれでもいい。とか、

じゃないんだ。

すでに、ショーで使えるスキルを持っていて、
できれば、活動経験のあるやつを、自分から探しにいって、オファーした。



本気で、文化祭のショーを成功させたかったし、20分を一人で、
しかもブレイクダンスのみで、お客さんを満足させるのは不可能。。。

だから、2~3人のグループで、かつ少数先鋭なものにしたかった。
あまり人数がいすぎると、各個人でモチベーションに差があるから、練習に来ないやつも出てきて、士気が落ちてしまう。


友達に聞いて回って、
ひとり、自分のニーズを満たす人物を探し出すことができた。

彼の名前はトシ。
彼のスキルはヒューマンビートボックスだった!

DJにも興味があるらしく、
ブレイクダンスとコラボレーションするには最適な人物だった。
さらに、学年300人いたが、その中でも結構人気な人物だったので、文化祭でショウをしたら
彼のお客さんがたくさん見に来てくれるだろう。
という可能性の大きなヤツだった!

即効、オファーして、
二つ返事で、コンビになってくれた。



その日の昼休みには、
体育館で、ヒューマンビートボックスに即興で
踊ってみたり、ムーブの意見をもらったりと、すぐに意気投合した。


トシからもらった意見のなかで一番、当時の自分にとって衝撃的だったものが
ひとつある。


「もっとたくさんの同じ学年のひとに、見てもらえ!
自分のムーブを沢山の人とシェアしろ!」



こんなにスマートな文章ではなかったけど、トシの言いたかったことを要約すると
そんな感じ。


当時、昼休みに体育館で友達にムーブを見てもらっていたけど、
それは限られた友達だけだった。


・文化祭で、いきなり発表することで、お客さんに大きなインパクトを与えたかったし、
・ブレイクダンスというワードが珍しくて集客に繋がるんじゃないか?
・一発逆転!みたいな感じでかっこいい!


とも思ったし、

・その方がモテるんじゃないか!?合格

とも考えていた。


その考えは20%正解!グッド!
でも、トシの言う通り80%まちがっている。ショック!


どういうことか。
は、次回!


ではでは、