天気が悪かったため、土日に母の家に行けず、今日の仕事帰りに母の家に行った。
昼は暖かく穏やかな天気だったが、夜になると風が強くなり、薄ら寒くなってきた。
母が施設に入所したため、空き家になっているので、定期的に郵便物のチェックや風通しを行わなければならない。
はじめは土日に行っていたが、時間が勿体ないので平日、会社を早く出られた時に立寄ることにして、今日は2回目である。
しかし夜間に主がいない家に行くのは、何とも味気ないものである。
母の家はマンションの一室なので、戸建に比べるとまだましな筈だが、すべての部屋の窓を開けると強い風が吹き抜けて行き、荒涼たる雰囲気である。
人がいないのだから、生ゴミなどはなくサッパリした無機質な風景が、却って冷えびえとした空気を醸し出す。
少しは時間を掛けて片付けを始めようかと思っていたのだが、荒涼たる雰囲気に負けて、最低限の仕事をして早々に退散した。
やはり家は生きている。主がいた時は暖かく迎えてくれたが、主がいなくなった途端に気難しく冷淡な素顔が現れて来る。
せめて昼間ならば、ここまでの寂寥感はないのではないだろうから、やはり土日に行くべきかと思うが、休日の昼間を犠牲にするのも残念だ。
まあ夜間の寂寥感と言っても「慣れ」が解決するのかも知れないが。
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