不徳のいたすところ | アンクルコアラのブログ

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「五体不満足」の乙武洋匡氏に、驚くようなスキャンダルが持ち上がった。

妻子が居ながら五人の女性と不倫関係を持っていたことを、本日発売の週刊新潮がスクープしたのだ。

氏が今度の参院選に自民党から立候補すると取り沙汰されていることもあり、世間から非難の集中砲火を浴びている。

自身のHPで、氏自ら「不徳のいたすところ」と謝罪する一方、奥さんも「責任の一端は自分にもある」と謝罪のコメントを掲載している。

それがまた「妻に謝罪までさせるとはけしからん!」と更なる非難を浴びていて、散々である。

まあ感心出来ることではないのは当然だ。まして都の教育委員までやっている立場としては、適性を問われても仕方ないだろう。参院議員への道も遠のいた感がある。

しかし氏はそこまで極悪非道と断罪されなければならないのだろうか?

氏は世に出る迄に、自分の身体のことを利用したことは確かだ。しかし障がい者だからといって聖人君子でなければならないのだろうか?

氏が五体満足な人よりも遥かに絶倫であることが証明された訳だが、これは驚嘆されるべきことかも知れない。

氏を非難する人々の一部に、障がい者に対する偏見が背景にあることを感じ取る私は考え過ぎなのだろうか。

先般から、学歴詐称で叩かれまくっているショーンKにしても、あそこまで糾弾する必然性があるのか。

報道ステーションに出演していた時には、古館伊知郎はショーンKのコメントを有難がって聞いていたではないか。古館伊知郎はコメントの中味ではなく、テンプル大学を有難がっていたということなのだろう。

ここにも学歴に対する偏見が如実に現れているように見える。

しかし昔のテレビなんて、怪しい人物ばかりが出ていた。学歴なんて誰も気にしなかったし、「早稲田中退」がやたら多かったが、その真偽は確認しようがない。大橋巨泉など、今だに何者なのかサッパリ分からない。

ただ昔はいちいち他人の素姓を調べる物好きはいなかったが、今は物好きがやたら多い、住みにくい世の中になったと言うことだろう。

ともあれこのスキャンダルで、あと一歩だった議員の座をフイにすることになったら、正に乙武氏の不徳のいたすところだ。

一方で氏は「障がい者と性」という、健常者には分かりにくい問題に一石を投じたとも言えるかも知れない。




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