大相撲初場所、千秋楽は1敗でトップを走る琴奨菊が豪栄道を下し、日本人としては10年振りの優勝を果たした。
10年と一口に言うが、1年に6場所あるから、何と58場所振りの日本人優勝力士の誕生である。(平成23年は八百長騒動のため4場所開催だったので、10年振りながら総場所数は58場所となる。)
ちなみに58場所の国別優勝回数を見ると、モンゴルが54回、日本が2回、ブルガリアとエストニアが各1回である。
実質的にモンゴルが角界を支配していると言える。まあ力士別では白鵬が34回、朝青龍が10回、日馬富士が6回、鶴竜が2回、旭天鵬と照ノ富士が各1回となり、白鵬の存在が圧倒的である。
国技だから日本出身力士が勝つべきと言う積もりは毛頭ない。むしろ他のプロスポーツよりもグローバル化が進んでいるのは愉快にすら感じている。
ただ力士人口の大半は日本出身だし、少なくともある程度は日本人横綱や優勝力士を輩出しないと、新たに入門して来る若者達が減り、力士人口の減少が心配になる。
まあ琴奨菊には次の三月場所もこの勢いを持続させて、優勝争いをしてもらいたい。折角優勝しても次はクンロクだったりしたら今場所の盛上りも一気に冷めてしまうこと必至である。
余談ながら、琴奨菊が立合い前にイナバウアーみたいに体を反らせる仕草が話題になっている。
土俵が盛り上げることは確かだが、琴奨菊も若くはない。ギックリ腰にならない内に止めるべきではなかろうか?
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