昨日はサッカーリオ五輪アジア予選準決勝、日本vsイラク戦が午後10時半キックオフであり、帰宅して一杯やりながら観戦しようと楽しみにしていた。
あゝそれなのに、そういう日に限って今日中に片付けなければならない仕事が入ったため、会社を出たのは9時となり、更にそれから母の家に行かねばならなくなった。
結局帰宅したのは11時を過ぎ、試合も前半が終了していた。1-1のタイスコア、先制したのは良かったが追い付かれていた。
そう言えば23年前のドーハも、イラクにロスタイムに同点に追い付かれてW杯出場を逃した。所謂「ドーハの悲劇」である。
後半が始まると、食い入るように観戦した。一進一退の重苦しい雰囲気で、お互いに決定的なチャンスを活かしきれない。
とうとう後半もロスタイムにはいり、いよいよ23年前の再現間近を思わせた。
しかし歴代最弱と揶揄されて来た手倉森JAPANは、ここで予想を覆す逆襲に転じ、ほぼロスタイム終了になる時に原川の劇的な決勝ゴールが生まれた。
このチーム、確かにこれまでの五輪代表チームの華やかさは皆無だ。
前回ロンドン五輪代表チームは、宇佐美・永井・山口らがいた。前々回北京五輪代表チームは、本田・香川・内田・長友ら今のフル代表主軸で固めていた。その前のアテネ五輪代表チームは、これまた大久保・小野・今野・阿部らビッグネームが名を連ねる。
しかし、ビッグネームを集めただけでは五輪は勝てない。アテネ・北京いずれもグループリーグで敗退している。ロンドンは健闘したが三位決定戦で韓国に敗れ、メダルを逸した。
大半がリオ五輪代表チームのメンバーになるであろう、このチームにはフル代表で活躍しそうな選手は殆どいない。しかし私はこのチームが結構好きである。
全体的にアマチュアのように生真面目な雰囲気があり、チームとしてのまとまりがある。どこか浮ついていたロンドン代表チームとは対照的だ。
こういうチームこそ、本番では大きいことをやってくれそうだ。例えグループリーグで敗退したところで、アテネや北京と同じなのだ。リラックスして大いに暴れて欲しいものだ。
iPhoneからの投稿