防災の日 | アンクルコアラのブログ

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日本酒、ラグビー、美術展、日本古代史、その他ランダムに雑感を綴って行きます。気まぐれなので更新は不定期かも?

今日9月1日は防災の日。90年前の9月1日午前11時58分に発生した関東大震災の記憶を風化させず、災害対策への思いを新たにするために制定された記念日である。

今朝の新聞・テレビでもいろいろ特集が組まれている。やはり2年前の3・11の記憶生々しい東日本大震災関連が多いが、近い将来の発生が確実視されている南海トラフ巨大地震や首都圏直下地震をフォーカスしたものも目立つ。

今年の場合は休日だが、例年は防災の日に避難訓練を実施する会社や学校その他組織が多い。私の勤める会社もそうで、東日本大震災の発生した一昨年の時は流石に社員の真剣度合が違った。しかし昨年は早くも緊張感が薄れて来ていた。人間は良くも悪くも忘れる動物である。個々の意識に頼ることには限界があり、国・自治体・企業・学校等で防災対策をシステムとして備える必要がある。

だが「備えあれば憂いなし」とは言うが「備える」ためにはカネが掛かる。

南海トラフ巨大地震の直撃が懸念される高知県では45万人の避難者が推計されるが、対応する食糧備蓄は僅か0.27日分である。(本日の読売朝刊より)

消費税増税は社会福祉目的で行われるが、来るべき巨大地震対策予算執行のファンドとして一部充当することも検討すべきだ。国内外でのボンド起債なども含め、打てる策は講じて置かないと「来てからでは遅かった」ということになる。景気への悪影響を懸念する向きもあるだろうが、諸外国や投資家も、日本が更なる震災で壊滅的打撃を受けるのを少しでも抑止するための増税や財政出動を行うことには理解を示すのではなかろうか?将来に責任を持つべき世代として、今一層の経済的負担は甘受しなければならないだろう。

それにしても福島第一原発は何とかならないのか?今日もタンクから高濃度汚染水が漏れて、べらぼうに高い数値を示していることが分かった。東電は今分かったように発表しているが、海への汚染水流出と併せて、過去の発表と辻褄を合わせる情報を小出しにしながら、ギブアップのサインを出しているのではないか?

日本がこれから未来に向って進もうとする時に、必ず福島第一原発がその足を引っ張っている。政府自民党のみならず国民全員が、未来に責任を有する者として真剣に厳しい結論を受け入れる覚悟を持つことを迫られている。

昨日のランチは阿佐ヶ谷の希須林小澤。主菜の海老と玉子のチリソース炒め(日替りメニュー)に水餃子を付けて。
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デザートも忘れずに。マンゴープリンと杏仁豆腐どちらも美味。
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