悪戯が過ぎる? | アンクルコアラのブログ

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日本酒、ラグビー、美術展、日本古代史、その他ランダムに雑感を綴って行きます。気まぐれなので更新は不定期かも?

ネットニュースを見ていたら、よく分からない記事があった。見出しは「客写真受けしょうゆ入替え」。

何のことかと読んで見たら、回転寿司の「あきんどスシロー」の愛知県内の一店舗で、客が醤油差しの口に直接口を付けている写真がTwitterに投稿されたため、同県内の36店舗の醤油差しの中味を廃棄し、容器を洗って中味を詰め替えたという話だ。

馬鹿馬鹿しい話だがスシローには気の毒な、何とも現代を象徴する事件である。

行為自体は悪戯として幼稚園~小学生レベルの低級なものだ。昔だったら店の人に見付かって大目玉を喰らう程度のものだろう。店だってその醤油差しだけ洗って中味を詰め替える程度で終わらせたに違いない。しかしこの悪戯がTwitterで広く世間に流布してしまっては笑って済ますことはできない。

今は風評被害が企業にとって大きなリスクだ。特に外食産業はユーザーと直接対峙するだけに対応には細心の注意を払う。今回の件はTwitterで見たという問合せがあっただけにスシローも事態を重く見ているのが分かる。犯人が特定されれば再発防止のため刑事告発・損害賠償請求を辞さないのではないか。ネット時代の企業の自己防衛はとにかくコストが掛かる。

一方、犯人は何故こんな下らない写真をTwitterに投稿したか?簡単である。只の受け狙いであろう。今はTwitter、フェイスブック、ブログに投稿写真が氾濫している。よほど面白い写真でも投稿しないと誰も見てくれないだろう。そして受け狙いはエスカレートして行くのが常である。

自分の受け狙いが他人にどれだけの迷惑を掛けるか、法に触れるのではないかという感覚は、日頃ゲームなどバーチャルな世界に生きているネットユーザーには希薄なのだろう。ましてスマホ等で撮影即投稿出来る手軽さが拍車を掛けている。

この風潮の拡大を食い止めるには、やはり一罰百戒。度を越した悪戯のツケは高くつくのが世間の道理であることを分からせなければなるまい。関係者・行政・司法の毅然たる処置を期待する。

ところでこの種報道は何故か毎日新聞が多いが、お得意の批判的論調は殆どなく、単なる事実の報道に留まっている。「社会の木鐸」の自負はどうしたのか?それともこんな風潮も安倍政権がもたらした災厄とでも言うのだろうか?

翻って、私もブログをやっている一人として、この事件を他山の石としなければならない。軽い気持で書いた文章、撮影した写真が思わぬところで他人に迷惑を掛ける可能性は常にある。気を付けているつもりではあるが更に注意が必要である。

そう言えばある知人のブログは実名の出ている文章や顔のはっきり写っている写真で溢れているが、大丈夫だろうか?私がとやかく言うことではないが、会社でコンプライアンスを担当している方だけに不思議な気持になる。

調布市文化会館たづくりで18日まで開催されていた特撮展から。映画の街調布らしいイベント。大映の生んだヒーロー ガメラは調布のシンボルでもある。
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こちらは3D貞子。ご勘弁を・・・
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これらはプロモーション用に展示されたものだ。ブログに載せても大丈夫だろう。




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