映画感想 新章?スピンオフ?「ジュラシック・ワールド/復活の大地」(ネタバレあり) | 隅の老人の部屋

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このシリーズは熱心なファンというほどではないのですが、 全作劇場で見ています。 

 

あれだけ繁殖していた恐竜が気候変動で死に絶え、 赤道に近い島一か所だけに生息しているという、 

ちょっと強引な設定になっています。 

前作「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」(2022)から5年後という設定らしいので舞台は2027年あたりでしょうか。

いっそスピンオフに徹して50年後とかにしたほうが良かった気がします。 

そうすれば次回作で恐竜があちこちにいる世界に戻しても整合性が保てます。 

 

冒頭では恐竜研究所の事故が描かれます。 

Wikiによればこの事故によって研究所が放棄されたという前振りなのですが、 

説明不足だし、死者は出るけどそこまでの大事故とも見えないので ホラー演出を楽しませるオマケ映像くらいに感じました。 

メインのストーリーは新薬製造に必要な巨大恐竜のDNAを採取するため島に潜入しようとする傭兵チームと、

 太平洋横断中にモササウルスの襲撃にあって遭難し傭兵チームに救助された家族のサバイバルです。 

このモササウルス襲撃のシークエンスはスピード感がありなかなかの見せ場になっていました。

 悪党は製薬会社の男だけで、傭兵たちが妙に善人揃いだったり、 

一家の少女が超小型の草食恐竜と仲良くなったりと、 ややゆるめな部分もありますが、 

PG13指定ということなので家族連れ観客向けのサービスといったところなのでしょう。

 

 クライマックスには遺伝子操作で作り出されたD・REXが登場します。 

6本肢という設定ですが、劇中ではさほど強調されていません。 

あまり異形ぶりが目立つと恐竜映画でなくモンスター映画になってしまうからかもしれません。 

だったら普通にティラノサウルスとかで良かった気もしますが、 

現在夜行性の大型恐竜は存在が確認できていないそうなので、 

夜間の襲撃という設定のため新種が必要となった可能性もあります。

 救出ヘリのエピソードとかお約束展開で予想がついてしまう部分もあります。 

へんに意表を突く展開よりは安心して楽しめて良かった気がしました。 

 

ジュラシック・ワールド・シリーズは邦題と内容がちぐはぐに感じられるものが多い気がします。

 製作側が内容を秘密にしているため、内容がわからずに邦題を決めなければならないのかもしれませんが、

 もしそうだったら原題をカタカナにするだけで良いのではないかと思います。 

前作なんかは妙にミスリードされた気分になってしまいました。

 今回は時間の都合もあってIMAXで鑑賞しました。 

IMAXは最初にうちは”やっぱり音響の迫力が違うなあ”とか思いながら見るのですが、

 すぐに慣れてしまって結局普段と変わらない気分で見てしまうので個人的には微妙です。

 今回はミニポスターがもらえたのでOKでした。