映画感想 「劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来」(ネタバレあり) | 隅の老人の部屋

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待ちに待った「柱稽古編」のラストで無限城に運ばれた鬼殺隊の死闘を描く部作第一弾がついに公開されました。

原作を読んでいないので原作と描かれるエピソードの順番が同じなのかどうかは分かりませんが、
早くも戦いに敗れて命を落とす柱の姿がショックでした。
戦法が戦法なだけに、まだ完敗とは限らない気がしていて続きが楽しみです。

これまで起きてるときはヘタレな言動の多かった我妻善逸の本気が見られたのが前半の見せ場になっていました。
プライドが高くて善逸をバカにしながらも、かなわない相手には卑屈な態度を見せる兄弟子との戦いが迫力たっぷりです。

後半ではタイトル通り煉獄杏寿郎の仇・猗窩座との戦いが描かれています。
竈門炭治郎と冨岡義勇がさらなるレベルに達しながら不屈の戦いを繰り広げる姿も魅力的でしたが、
今回ドラマの中心となるのは猗窩座の物語でした。
戦いの中で猗窩座の心に失っていた過去の記憶が蘇っていきます。
愛する者たちを卑怯な手段で殺された猗窩座は弱い者たちに憎しみを覚えるようになりますが、
同時に愛する者を守れなかった自分自身にも弱さを感じているようです。
その葛藤と哀しみに心が動かされました。

お館様の遺児たちが拡張する無限城のマッピングに挑戦し続ける姿も印象的で、
はたして鬼舞辻󠄀無惨の居所を突き止めることができるのか
この点も先の展開が楽しみです。

上弦との戦いで戦闘不能状態になる者も出る中、
第2章ではこれまで上弦との接触がなかった柱たちの戦いが描かれるのでしょうか。
今から次が待ち遠しくてなりません。