暑い日が続いています。
この前の三連休も暑くて特に何もすることなく過ぎてしまいました。
こんな暑い日は、階段の上り下りも汗だくで大変です・・・
いや、今回の話はその階段ではなく、怪談です。
これは私が実際に見たり、実際に体験した人から直接聞いた話です。
1 動き続けるエレベーター
以前勤めていた職場は3階建てだったのですがエレベーターがありました。
ある時、誰も乗っていないエレベーターがずっと動いているという連絡があり見に行ってみると、確かに動いていたんです。
そのエレベーターは誰も乗っていないときは必ず1階で止まって待機する設定になっていたのですが、そのエレベーターは1階から3階まで往復止まることなくずっと動き続けていたのです。
1階に到着して扉が開き、扉が閉まり、3階まで行って扉が開き、扉が閉まりまた1階に戻ってくるという動きを繰り返していたのです。
もちろん誰も乗っていません。
最初は得体のしれない見えない誰かが乗っているのかと思いました。
業者を呼んでも止まることなく動き続けていました。
しかしよく調べてもらうと、3階のボタンが押されたまま戻らない状態になっており延々と1階から3階まで動き続けているという症状だと判明しました。
とりあえずこれは心霊現象ではなかったとホッとしました。
2 突然水が流れる小便器
これも職場の話ですが、ある時職場のトイレで小の用を足していた時です。
その小便器はセンサー式で人が近づき離れると水が流れる仕組みとなっており、一定の時間で定期的に水が流れる設定の物ではないタイプでした。
その日も気持ちよく用を足していると、突然隣の小便器に水が流れ始めたのです。
トイレの中にはもちろん誰もいません。
私は焦ったのですが、途中で排尿を止めることができずただただ横を見ずに「早く出し切れ!」と思っていました。
私は一体誰と連れションしていたのでしょうか?
3 内線電話
知り合いに特別支援学校の校長先生がいるのですが、その校長が教頭時代の時の話です。
当時はまだ働き方改革が叫ばれる前で、教頭職は激務で朝は一番に学校に来て、夜は最後まで残っているという時代でした。
その日も残業で夜遅くなるにつれ職員室の先生は一人また一人と帰っていき、最後まで残っていたのはその教頭でした。
もう日も変わろうとする時間だったでしょうか、突然教頭席の内線電話が鳴ったのです。
全員帰ったはずなのにまだ誰か残っていたのかと電話を取ってみるも応答がありません。
確かに全員帰ったことを確認していたので、変だなと思いながらも応答がないのでそのまま電話を切りました。
しかし、しばらくたつとまた内線電話が鳴ったのです。
「もしもし」と言ってもまた応答はありません。
さすがに変だと思い、その内線電話は相手先の内線番号が表示されるタイプのものだったので、調べるとある特別教室(木工室とか図工室)に設置の内線電話からのものでした。
その特別教室に行ってみるも当然真っ暗で誰もいません。
その日は気味が悪くなりすぐに帰ったそうですが、別の日もそんなことがあったかどうかまでは聞きませんでした。
その学校に未練がある何者かがその内線電話を鳴らしたのでしょうか?