パーキンソン病のため、今春、正社員を辞めパートになった。突然訪れたセミリタイヤメント。3年間のテキサスでの単身生活でメンタルも落ち込んでいたので、まずは生活のルーティーンを作ること、地元の友人を作ることを目標に、少しずつでも前進していこうと考えた。
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半年が経ってウィークリーのルーティーンがほぼ出来上がってきた。先月からはパーキンソン病患者向けの週1回のコーラスも始まった(先週はBob Dylan やサイモン&ガーファンクルなどのフォークソング特集だった)。ピックルボールやシニアランチで知り合いも増えてきた。
次の課題は、1つはサイドビジネスの実装で、少しずつ準備が進んでいる。年末までにある程度、形になるといいな。
もう1つの課題が、家族を支える良い夫、良い父親になること。現実は、3年ぶりに僕が帰ってきて、むしろ家族関係がギクシャクしたのではないか。根本原因は、僕の「負けたくない」という頑固さにあるような気がする。
パーキンソン病になって車も運転できなくなり、食料の買い出しは妻の仕事になった。パートになって給料も激減し、長男が一番の稼ぎ頭になった。何回も受けている資格試験も失敗続き。副業で始めたネット販売も売り上げゼロで、サイト制作費だけが毎月請求されていく。
何もいいところがないので、余裕がなくなっているのだろう。だが、今は「負けたくない」と言っている場合ではなく、自分ができる役割を見つけることだろう。
人間の想像力について、ピカソは「想像できる事はみな実現できる」と言っている。お金も仕事も健康もいまいちだが、僕ができることを見つけて少しずつ形にしていこう。
