降りた駅前が緑いっぱいに造られています。
京都のように広告規制もかけ景観を大切にされており、来訪された方が「住みたいな!」と思えるような街づくりをされています。
「母になるなら流山市」
「父になるなら流山市」
マーケティング課を作って新しい町づくりを展開している千葉県流山市に総務産業委員会で研修させていただきました。
流山市は、秋葉原駅からつくばエクスプレスで約20分の緑豊かな住宅都市です。
市内には5路線11駅があり、常磐自動車道流山I.C.も利用可能で交通が便利です。
路線バスや空港行きバスも運行しており、令和5年秋には三郷流山橋有料道路が開通予定でさらにアクセスが良くなりました。
流山市は「都心から一番近い森のまち」を目指し、緑豊かな住環境を整備しています。
市内には約400の公園や森があり、水辺や街路樹も市民の生活を潤しています。
『流山グリーンチェーン戦略』や『まちなか森づくりプロジェクト』などにより、17年間で約25万本の木を植え、緑被率は平成30年度に40.3%となりました。
流山市は子育て環境の整備に力を入れ、30代~40代の人口が増え活気あるまちになっています。
認可保育施設は平成22年度の17園から令和5年4月には102園に増加しました。
市内には保育園送迎ステーションもあり、働く親をサポートしています。教育施設の耐震工事やエアコン導入、トイレの洋式化と手洗いの自動水栓化も完了しています。
流山市の小中学校では、チームティーチングの算数・数学教育、ALTによる英語教育、1人1台のタブレット活用、東京理科大学や民間企業と連携したプログラミング教育など、先進的なICT教育を推進しています。
令和4年12月には、南流山地区に地域図書館・児童センター・カフェの複合施設が完成し、地域の学びと遊びを支えています。
昨年度リニューアルした『市民活動推進センター』では、市民活動専門スタッフが団体・企業・行政をつなぎ、市民の活動を支援しています。市民のアイデアを実現するため、課題解決に協力する団体をコーディネートし、活動事例や具体的な提案を提供しています。
令和5年4月に流山市の人口は21万人を超え、6年連続で全国の市で人口増加率第1位となりました。東京都心から電車で約20分の距離にありながら、豊かな緑に囲まれています。
医療・教育・福祉にも力を入れたまちづくりが進められ、市民の91.2%が住み続けたいと評価しています。
令和4年度には転入者の67%が流山市のみを希望して移住しており、信頼と期待が高まっています。
様々な取り組みで、子育て世代の新規流入などで人口増加率日本一となっています。
研修を通じて、流山市が取り組まれているシティプロモーション政策や住環境の整備、子育て支援、教育の充実、そして市民活動の活性化など、多岐にわたる先進的な取り組みを詳しく学ばせていただきました。
特に、認可保育施設の充実やICTを活用した教育改革、地域コミュニティの強化、街路樹の大切さ、地域にあった公園づくりなど、柏原市にとっても大変参考となる施策が多くありました。
流山市が市民一人ひとりの声を大切にし、住みやすいまちづくりを推進されている姿勢に大変感銘を受けました。
今後、今回の視察で学ばせていただいたことを柏原市の施策にも活かしていきたいと思います。