エナフンの節税公式 | エナフンさんの梨の木

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ピーターリンチをお手本とした初心者でもできる長期投資法を日々研鑽しています。

前回の記事のつづきなんですが、


なぜ投資額や含み益に関係なく、

2.25倍になれば、

節税売りするよりもそのまま持っておく方が得なのか?


気になって、いろいろ計算してみました。



そうすると、次のような公式が導かれました。


(増税後の税率) X (1-従前の税率)

--------------------------------- < その後の上昇率

(従前の税率) × (1-増税後の税率)


なら、そのままホールドが有利となります。



仮に大量保有者で、

来年、今の10%の税が10.147%にアップするのさえ気になる方なら、

上の公式に、10%と10.147%を入れて頂ければ、

来年以降、どれだけ上昇すれば元が取れるのか計算できます。


10.147%×(1-10%)

------------------  = 1.010636

10%×(1-10.147%)


つまり、1.0636%以上の上昇が見込めるなら、

わざわざ、今年中に売却して保有株数を減らす必要はありません。


配当だけでも元は取れそうですね。



前回の記事では10%と20%で計算しましたが、

より正確に、

10.147%と20.315%で計算することもできます。


2.257539倍という数字が出てきました。


つまり来年中に利益を確定させるのと

再来年後に利益を確定させるのでは、

その後の上昇が2.257539倍を超えない限り、

来年中に一旦売っておく方が有利と言えます。



さすがにこんなことを考える人はまずいないでしょうから、

この不思議な公式は私の発見かも知れませんね・・・。



どうぞ、うんちくの一つとして、覚えてやってください。


もっとも、10倍高狙いの私は、コレも十分考慮に入れて、

来年の投資戦略を考えるようにしますが・・・。




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