妊婦さんは温泉に入っちゃダメだったの?! | 生活に必ず役立つ薬と健康の話

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こんにちは。なかそねめぐみです。

「温泉法」っていう法律があることを、みなさんご存じですか?

私は、つい最近まで知りませんでしたあせる

その温泉法で、注意書きや効能などの掲示内容が、今月、32年ぶりに改正されたという記事を読みました。

温泉法では、温泉の効能・温泉に入ることが健康上適さない禁忌症状などが、いくつか定められているんだそうです。

要するに、「温泉に入っちゃいけない人」です。

禁忌症として、悪性腫瘍や心臓病などがあるんですが、「妊娠中の女性」もそうだったんですね。

妊婦さんは温泉に入っちゃいけないことが温泉法で定められてることにビックリしましたが、

法律を改訂した環境省も、「妊婦さんが、これまで禁忌症に入っていた理由がわからない」と言ってることに、またビックリ(笑)

「妊娠中は体を大事にしないといけないという考えから、なんとなく『避けるべきだ』となったのでは」とのこと・・。

国内外の文献やデータを分析した結果、温泉への入浴や成分が妊娠に影響する科学的な根拠がない、というのが改正の理由だそうです。


その記事を読んで思い出したのが、私が長男を出産した時・・・

今から22年前ですが、出産の翌日から普通にお風呂に入ってました(シャワーですが)。

しかし、私の母が私を出産した頃は、「産後は1ヵ月間お風呂に入らない」のが常識だったようで・・、お風呂に入る私を見て、母や祖母は心底驚いていました(笑)。

たとえ真夏であっても、体力を消耗するからダメ!と、母も祖母も産後1ヵ月はお風呂に入らなかったそうです。

(入りたくても、周囲が許してくれなかったとか)

想像しただけで、ゾッとしますね~・・叫び

が、お風呂だけじゃなく、台所の水仕事や洗濯など、「水」に触ることを「産後の体にさわるから」と、一切禁じられたそうです。

大家族だから出来ることなんだと思いますが、昔の産後のお母さんは、本当に大事にされていたんですね。

(でも、お風呂は毎日入りたいな~!)

妊娠中も、お風呂場で滑って転んだら危ないとか、熱い湯につかるとのぼせてフラフラするからとか、そういう理由で温泉が禁止されていたのかもしれませんね。

ちなみに、今回の温泉法の改正では、温泉の効能が期待できる症状として、新しく「ストレスによる諸症状(睡眠障害、うつ状態)」、「自律神経不安定症」などが追加されています。